The Cat's Pajamas

一人旅好きの趣味ブログ

金沢日帰り旅行*おすすめスポットは泉鏡花記念館と21世紀美術館!

SPONSORED LINK

日帰り金沢観光した感想

実家に帰省した際に、家族で金沢観光をした感想を少しだけ記したいと思います。

金沢の観光地といえば

  • 近江町市場
  • ひがし茶屋町
  • 兼六園

がよく候補に上がりますよね。

実際に訪れてみると、ひがし茶屋町食べ歩きのできるような施設があるわけではなかったので、やや消化不良でした。

もしこれから訪れる予定のある方は、事前に昼食を取って訪れることをお勧めします。

f:id:eno1081:20150926001813j:plain

その代わりといっては何ですが、地元が近いということもあり、これまでに何度か訪れている金沢で、個人的にお勧めしたい3つの施設を今回は紹介したいと思います。

宜しければ、旅のプランの参考にしてください。

「泉鏡花記念館」

まず紹介したいのはこちら。泉鏡花記念館です。

f:id:eno1081:20150925235703j:plain

まず何が良いかというと

  • 入場料300円と安い

ということです。

ふらふらと入場し、泉鏡花の使っていた半纏や、直筆の原稿などを見ることができました。泉鏡花が潔癖症であったというのは有名な話ですが、それに纏わるいくつかのエピソードもあって、面白かったです。

f:id:eno1081:20150926002612j:plain

日本文学好きの方は大いに楽しめると思います。

泉鏡花って誰?

ちなみに偶然、この記事にたどり着いたものの

「泉鏡花?誰それ」

と怪訝な顔をした人のために、ここで私の大好きな泉鏡花を讃える中島敦の『鏡花氏の文章』の冒頭を紹介したいと思います。

それがこちら。

日本には花の名所があるように、日本の文学にも情緒の名所がある。

泉鏡花氏の芸術が即ちそれだ。

と誰かが言って居たのを私は覚えている。

併し、今時の女学生諸君の中に、鏡花の作品なぞを読んでいる人は殆んどないであろうと思われる。又、もし、そんな人がいた所で、そういう人はきっと今更鏡花でもあるまいと言うに違いない。

にもかかわらず、私がここで大威張りで言いたいのは、日本人に生れながら、あるいは日本語を解しながら、鏡花の作品を読まないのは、折角の日本人たる特権を抛棄しているようなものだ。

という文です。

中島敦といえば、高校の教科書で使用されている『山月記』の作者として誰もが知っている作家です。

その中島敦が泉鏡花の文学を読まないことは、日本人樽特権を放棄しているようなものとまで言っているんです!

いやはや、痺れますね…!

ここまで言われて、彼の本を読まない理由はないですよね。

  • ぜひこれを機に、手に取っていただきたい一冊がこちら。お勧めです。
外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)

 

ちなみに今回紹介した中島敦の『鏡花氏の文章』はこちらから青空文庫で無料で読めます。

泉鏡花も青空文庫で無料でほとんどの作品を読むことができます。

私もすべての作品を読んでるほどのファンではないのですが、個人的なおすすめは初めて読んだ泉鏡花作品の『夜行巡査』です。

教科書で読んだことの或る中島敦の『山月記』もこちらから読めます。

宜しければ参考にしてください。

『金沢蓄音機館』と『金沢文芸館』

この時はちょうどキャンペーン中で「あと二つ施設をまわれば、クリアファイルをもらえる」と受付で伝えられました。

ということで急きょ訪れたのが『金沢蓄音機館』と『金沢文芸館』です。

しかし話はここで終わりません!

丁度そのとき受付でいただいた金沢の文化施設をめぐるスタンプラリーを見ると、あと2つだけスタンプをためれば、泉鏡花記念館のクリアファイルがもらえるという事実に気付いたのです!

クリアファイルを無料でもらえる!?

ということでテンションが上がり、あと2つのスタンプを手に入れるために『金沢蓄音機館』『金沢文芸館』に足を運ぶことに。

金沢蓄音機館では、古今東西さまざまな型の蓄音機を見ることができます。それまで一切建物に入ろうとしなった父と母が唯一、一緒に入った建物でした。家族や恋人と訪れても楽しいと思います。

金沢文芸館には、泉鏡花文学賞を受賞されている作家さんの本が飾られていました。この賞は個人的に好きな作家の多い賞なので、眺めていて楽しかったです。

f:id:eno1081:20150926000839j:plain

そして手に入れたA4クリアファイル。

f:id:eno1081:20150926001311j:plain

記念に残るものがもらえて、嬉しかったです。

金沢21世紀美術館

最後に訪れたのは「金沢21世紀美術館」です。

地元が近いということもあり、子供のころ私が生まれて初めて訪れた(記憶に残っている)美術館は、この金沢21近美です。

現代美術館への関心が高まるオススメの一冊『超・美術革命』と金沢美術館という記事にも紹介している場所ですが、今回は訪問者の視点からより詳しく記していきたいと思います。

kinako18.hatenadiary.com

 

1、金沢21世紀美術館という”作品”

金沢観光スポットを歩き回った挙句、閉館1時間前に美術館に到着。

急ぎ足で展覧会を観賞することに。

ものすごい速足で切符売り場に直行したのですが

  • 建物の中が入り組んでいてチケット売り場に全然たどり着けない

んです。

展覧会も同様で

  • どこに何の作品があるのか少し分かり辛い

というのが感想でした。

この美術館は、世界で活躍している日本人建築家の妹島和世氏の建築で知られています。とても変わった円形の外装です。

しかし、中身もまた迷路のような入り組んだフシギ構造をしています。

そのため今回は時間がなく、迷子になった挙句、いくつかの展示を見逃すという悲劇に見舞われました。

これからこの美術館を訪れるという方には、ぜひ時間に余裕をもって建物そのものを楽しむという気持ちを持ってほしいと思いました。

2、安定の常設展示

金沢21世紀美術館といえば、常設展示(いつも変わらないでおいてある作品群)のレアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』が印象的という方も多いと思います。

▲金沢21世紀美術館HP(https://www.kanazawa21.jp/)より画像引用。

他にもパトリック・プランの『緑の橋』ヤン・ファーブルの『雲を測る男』など、一度見たら忘れられない展示が盛り沢山です。

この常設展示の作品群は、展覧会の作品群と並列に置かれているため、両方を合わせて鑑賞するスタイルになっています。

つまり

  • 見るものが非常に多いので、自分の興味関心にあった作品が見つけやすく、時間つぶしにも最適

ということです。

逆に私のようにぎりぎりの時間に訪問してしまうと、鑑賞時間が足らずに損をしてしまうと思います。

繰り返しますが、時間に余裕をもって美術館訪問することをお勧めします。

3、『誰が世界を翻訳するのか』感想

今回私が鑑賞した展示は「誰が世界を翻訳するのか」というものでした。

展示会のタイトルに含まれる”翻訳”は、以下のような意味合いを担っています。

20世紀後半までの西欧中心史観が見直されたポスト・コロニアル批評を経て、現在、多くの表現者が西欧によって翻訳された言葉や振る舞いでなく、自らの言語で政党に理解されるための翻訳行為を取り戻そうとしています。[…]

「誰が世界を翻訳するのか」は、見る者との間に共感関係を創出する、展覧会という創造の場において、異なる視点からの表現を捉え、文化(作品)が世界を翻訳することを見届ける試みとするものです。 

よって、この展覧会の作品はシンガポールやフィリピン、ドイツやガーナを出身とするアーティストによって作られたものばかりです。個人的に印象に残ったのは、エル・アナツイの巨大展示でした。

f:id:eno1081:20150923150606j:plain

これは近くでよく見ると、瓶の金属蓋を利用した大型のタペストリーになっています。美術館を出てしまえば、ただのゴミをつなぎ合わせただけのものになります。

しかし、その色遣いや形状において、一目見て鑑賞者を圧倒する迫力のある作品になっていると感じました。

ちなみにこの展示会の挿絵に使用されているこちらのエル・アナツイの作品は、本展示会では見ることができません

また、チラシの表に使われている作品もエル・アナツイのものですが、本展示会ではみることができませんでした(よく見ると”参考図版です”と記してあります)。

エル・アナツイに対する興味がわいたという点では良いきっかけになりました。

が、展示していない作品をここまでプッシュしていいんですか?学芸員さん…という残念な気持ちになったことは、この記事だけに留めておきましょう。

ちなみにエル・アナツイは以前、神奈川県立近代美術館で個展を行っていたようです。

www.moma.pref.kanagawa.jp

他には、マリア・イザベル・ガウディネス=アキリザンの『もう一つの国』という作品やペドロ・レジェスの『人々の国際連合(p NU)ドローンの鳩』などが印象的でした。

f:id:eno1081:20150923151710j:plain

近くでよく見ると、家の形になっている段ボールで形作られています。

f:id:eno1081:20150923151925j:plain

このペドロ・レジェスの展示も面白そうでしたが、時間がなくてしっかりと映像を見ることができませんでした。無念です。

f:id:eno1081:20150923152047j:plain

また、ひと際多くの鑑賞者で賑わっている展示室がありました。

それが、これ『細胞の中の幽霊 ghost in the cell』です。

中に入ると、天井からは長い紐が大量に垂れ下がっており、学芸員さんから、紐にぶつからないようにと注意されます。

f:id:eno1081:20150923152742j:plain

暗闇の中プロジェクターで壁に何かの模様のようなものが浮かび上がっています。

そこに鑑賞者の影が幾重にも重なっています。

部屋には何やら心臓の鼓動のような音が響きわたっています。

f:id:eno1081:20150923152940j:plain

部屋の中央に、何かが置いてあるので近づくと、そこには顕微鏡が!なるほど、プロジェクターによって映されていたのは、何かの細胞だったんですね。

f:id:eno1081:20150923153150j:plain

帰宅後、この展示について調べてみると、歌声合成ソフト『初音ミク』に細胞と遺伝子を与えるというバイオテクノロジーとアートの融合をコンセプトにした展示という紹介を見つけました。

展覧会では、「hmDNA」で共同制作された初音ミクのDNAをiPS細胞から作成された実際の細胞に挿入し、その細胞を使用したBCLによるインスタレーション作品『Ghost in the Cell』を展示。

共同制作された初音ミクのDNAってどういうこと!?正直よくわからない。

なんかすごい時代になりましたね。

kai-you.net

閉館時間10分前になると学芸員さんが一斉に

「あんたら、はよ、帰りなされ」とは言いませんが閉館体制に入り、あっという間に美術館の外へという感じでした。繰り返しますが

  • 必ず時間に余裕をもって、美術館に行きましょう

ちなみに金沢21世紀美術館は森美術館と直島の地中海美術館との提携で、無料パスを配布しています。

3つスタンプを集めると、グッズがもらえるようですのでコンプリートしたいと思いました。

f:id:eno1081:20150923154331j:plain

まとめ

ということで日帰り金沢観光の内容をまとめると

  • 泉鏡花記念館が文学好きにおすすめ
  • 金沢蓄音機館は家族連れやカップル・友人で楽しめそう
  • ひがし茶屋街は食べ歩き△事前に昼食を取ると良い
  • 金沢21世紀美術館は見どころが多い!時間に余裕をもって訪問するのが◎

となります。

美味しい魚介料理とあわせて観光すれば、職も満たされますし、おすすめの観光地ではあります。

ぜひ気になるという方は一度足を運んでみてください。

それでは、最後まで記事を読んでくださり有難うございました!

国内旅行に関する他の記事

www.nekopajamas.net

www.nekopajamas.net

www.nekopajamas.net