The Cat's Pajamas

旅と読書をこよなく愛する平成育ちの猫好きです。自分の好きなことだけをのんびりぽつぽつ紡いでいく趣味ブログを目指しています。

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女一人旅のカンボジア*アンコール遺跡群の大回りコース、巨大遺跡プリア・カンで迷子になる【4日目】

大回りコースって何?

私も現地に行くまでよく知らなかったのですが、アンコール遺跡群を見るためには大きく分けて二つのモデルコースがあります。アンコールワット、アンコールトム、タプロームは、どちらかといえば小回りコースに含まれる遺跡ですので、主要な遺跡だけを回るツアーに参加してシェムリアップを去ると、大回りコースの遺跡は見ていないことになります。

現地一日目、アンコールワットその他の遺跡群を見て、げんなりしていた私。ツアーから解放されて一人で大回りコースの遺跡を巡りましたが、本当に楽しかったです!ぜひ一人でも多くの方に、有名なアンコールワットだけでなく、ほかの遺跡の良さも知ってもらいたいという思いで、大回りコースの遺跡の魅力を語りたいと思います!

1、プリア・カンは迷路のように広い巨大遺跡

バンテアイ・スレイを後にして向かったプリア・カン遺跡。「聖なる剣」という名を持つこの遺跡は、北南東西に四つの入り口があり、とても広く、どこまでもどこまでも遺跡が続いています。出迎えてくれたのは、アンコールトムにもあった蛇の綱引きですが、みな首が取れているのが印象的です。

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入り口はこんな感じ。僧の格好をしていますが、サングラスをかけている男性たちとすれ違いました。

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とにかく広いです。そしてアンコールワットのように込み合っていないので、探検気分でどんどんと勧めます。プリアヴィヒア遺跡も巨大でしたが、それぞれの楼閣が分かれていた分、ずいぶんとあっさりした印象でした。それに対し、プリア・カンは開けた空間がないのでまるで迷路のようでした。

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とにかくまっすぐ進んでいくと、出口に。観光客だれもいない森の小道のようなものを進んでいきます。

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帰れるのかなと不安になりながら進んでいくと、森の中から新たな門が登場!

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まるで千と神隠しの入り口みたい♡とテンションはMAXに。「これだよ!こういうのが楽しいんだよ!」と旅のハイライトを迎えた瞬間でした。この後、本当に神隠しにあったように迷子になるとも知らずに、その先の景色に見とれていました。美しかったです。

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さて、そろそろ帰ろうかと引き換えし、遺跡を抜けて無事出口へ。なぜ、ここで私が迷子になったかというと、「ここで待っているね」といったはずのトゥクトゥクさんがどこにも見当たらなかったんです。

親を失った子のようにさまよい、ありとあらゆるドライバーさんを覗き見ますが、知ってる人いない…。立ち往生した私は入り口の前で、一人丸まり、彼が帰ってくるのを待ちました。でも、一向に現れる気配ありません。周りから見るとあまりに不審な日本人だったのでしょう。どっかの知らないトゥクトゥクさんが俺についてこい、と話しかけてきてビビっていると、彼が入り口の門番さんに「こいつ、迷子みたいだ」と相談し始めました。

門番さん「運転手、いないの?」

私「はい、いないんです…」

門番さん「運転手の電話番号知らないの?」

私「知りません」

門番さん「ふうん、それは困ったね。とりあえず、この椅子に、座って待ってれば」

私「サンキュー…」

という感じで文字に起こすと冷静ですが、はたから見たら涙目のパニック日本人女性がわけわからん英語でわめいている感じだったと思います。そんな私に優しくしてくださった門番さんと通りすがりのドライバーさん。用心のため、警戒心ばかりが先立ってしまいましたが、人の優しさを疑ってしまうというのは、何とも悲しいことだなとこの時思いまいした。

暫く、ちょこんと椅子に座っていると門番さんが「入り口、ここじゃなくて、北と間違えてるんじゃない?」と言ってくださり、はじめてこの遺跡に4つの入り口があること、そしてこの入り口が最初に来たものと違うことに気付いた私

(まじかよ…)気絶

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どうでもいい話なのですが、シェムリアップでは紐につながれた犬が一匹もいませんでした。皆のびのびと死んだように眠っています。まあ、この犬のように死んだふりをするわけにもいかないので、門番さんの案内に従い、急いで西の入り口へと向かっていくと私を待っているトゥクトゥクドライバーさんが!「帰ってこないかと思って心配したよ!」と言って下り、平謝り。その隣で知らないドライバーさんが「君、西門で迷子になってたよね」と爆笑している始末

そんな広すぎる遺跡プリア・カン、見ごたえはたっぷりです☆ぜひ自分が帰るべき入り口を、しっかり確認してから中に入るようにお勧めします!

ちなみに入り口では子供が木のブランコに揺られてました。癒されました!

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