The Cat's Pajamas

旅と読書をこよなく愛する平成育ちの猫好きです。自分の好きなことだけをのんびりぽつぽつ紡いでいく趣味ブログを目指しています。

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喜多川泰さんの本から学んだ人生という旅を豊かにする5つの考え方

おすすめしたい自己啓発本といえば

もともと読書が趣味なのですが、最近ハマっている本に喜多川泰さんの御著書があります。主に自己啓発本と呼ばれるジャンルの本です。

昔は胡散臭いなと一蹴していた自己啓発本を手に取るようになってから、色々な気づきがあり、本を読み漁りましたが、その中でも喜多川さんの本は心がとても暖かな気持ちになるストーリーをもって、自分が気づいていなかった新しい考え方を提供してくれるように思い、とても気に入っています。

最近、そんな喜多川泰さんの本を読破しましたので、今回の記事では書評がてら、私が読んでいてハッとさせられた内容をピックアップしてご紹介したいと思います。

1、第三の賢者の教えに学ぶ”自尊心”の保ち方『賢者の書』

最初にお勧めするのはこれ『賢者の書』という本です。

サイードという男の子が旅の途中様々な賢者に出会い、教えを学び、成長していくという物語形式になっています。

賢者の書(新装版)

賢者の書(新装版)

  • 作者: 喜多川泰
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 113回
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私はこの本の中で第三の賢者が語る「自尊心の保ち方」に興味を抱きました。

というのも第三の賢者が、サイードにこう言うのです。

「賢者たるもの、常に自尊心を高く保たねばならん」と。

これは何ともありきたりな教えだと思いませんか?

そして、ひねくれもののわたしのような人間は、ついこう問いたくもなるのです。

「じゃぁ、その方法を教えてよ」って。

それを見越したようにサイードもまた第三の賢者にこう問うのです。

それだけでは、なんとも納得ができないし、教えを学んだ気にはなれない、と。

 すると第三の賢者が言うのです。

「実は大事なのは、自尊心だけじゃない。他尊心もまた必要なのだ」と。

お前の周りにいる全ての他人を、これ以上できないほど尊重し、尊敬する心、それが他尊心だ。それをどんどん高めるのだ。

そして自尊心は、それと同じ高さまで高めることを許されているということを理解してほしい。

言い換えれば、自尊心を高めるということは、そういうことなのだ。

自分を他人よりも価値がないものとして卑下してはいけない。

自分を他人よりも優れているものとして傲慢になってもいけない。

自尊心と他尊心は常に同じ高さでなければならない。

自分を愛せない人には、他人を愛することはできない。何とも決まりきった常套句のように思われますが、やはりこれは1つの真理ではないでしょうか。自分を卑下し、馬鹿にし、軽んじる。その態度は恐らく自分だけでなく、心のどこかでまた、他人にも向けられる気持ちでしょう。

自分と同じくらいに他者を重んじる心、そのバランスが取れたとき、人の心は本当の意味で満たされることができるのかもしれません。自分の心の在り方をふと見直す、良いきっかけになる一節でした。

2、困難は「福」の神が与えてくれた出会いの一つ『「福」に憑かれた男』

次にお勧めするのは『「福」に憑かれた男』という本です。これは仕事でとても疲れていたときに、涙をぼろぼろ流しながら読んでしまいました。

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

 

この本の主人公は実家の小さな本屋を継いだ元サラリーマン。意気揚々と本屋を営み始めたものの、商店街の近くに大型書店がオープンするという不運に見舞われ、売り上げは下がる一方。彼は仕事に対する意欲をどんどん失っていきます。

でも実は、彼には「福」の神がついていたのです。そしてこの物語は、主人公についている「福」の神の視点から語られるという何とも斬新な形式をとっています。

そのなかで主人公を見守る「福」の神が、その教えをこっそり教えてくれる場面があります。こう、いうのです。

秀三に成功者としての人生を送らせるために僕がやったことが何だったかを覚えているでしょうか。

「歩いてすぐのところに、大型書店を誘致した」でした。

これは決して本屋としてやっていくことを諦めさせようとしてそうしたのではありません。むしろ本屋として幸せな人生を送ってもらいたいからこそ、そうしたのです。

さらに「福」の神はこう言います。

世の中のほとんどの人間がなりたいと考えている自分像の一つに「優しくなりたい」というのがあります。

これは神様をやっていると本当によくお願いされることの一つですから、覚えておくといいでしょう。

ところが、ほとんどの人は神様にお願いをしたらなれると思っている。でも、もうご存知のように、何かを変えるのが福の神の役割ではありません。変わるのはあくまで本人なのです。

ぼくたちにできるのは、そのお願いに応じて「優しい人」になるための経験を与えてくれる人との出会いを用意することです。

けれども「優しい人」になるために必要なのは、幸せな出会いだけではないと神様は言います。

時には理不尽だったり、悲しかったり、とてもつらい経験が必要なのだ、と。そしてそれが多ければ多いほど、うんと人にやさしくできる人間になれるのではないか、と。

でも、と思いました。

それでは、あまりに辛すぎることが多すぎるのではないか、と。

そう思った私がページをめくった先に、その答えがありました。

ぼくからみなさんに一つだけ課題を出しておきましょう。将来皆さんがつくことになる人が、ほぼ間違いなく抱く理想の自分像が二つあります。

そうならなければ人間の世界では幸せな毎日を送ることができないという人間像です。

1つは例に挙げた「優しい人になりたい」というもの。

もう一つはこれです。「強い人になりたい」

私はこの一節を読んで、ボロッと大きな涙をこぼしてしまいました。というのも、今まで私は「優しい人になりたい」と思ったことがありませんでした。

むしろ逆でした。

ただ優しすぎることが、あまりに辛いと何度も思って生きてきました。そして社会に出てからますます「優しさ」は美徳だけれど、結局は人を動かす力になるのは恐怖や支配力でしかないじゃない、と考えていました。

優しさなんてほしくなかった。

優しい人間になんて育ちたくなかった。

優しい人は搾取されて、いつも足元を見られて、軽んじられる。

社会に出てそう思うことが増えていました。

でもそれはあまりに極論だった、と反省しました。

傷つくことが多いのは「優しい」からじゃないとも思いました。

「弱い」からなんだと。

「優しさ」と「弱さ」はとても共存しやすい。そして合わさると、あまりに脆くて弱弱しくて、他人の嘲笑一つで風にふわりとでも飛んでいきそうな軽々しさによって扱われてしまうことがある。だから一層傷ついて、その「弱さ」ゆえに、自分のもっている「優しさ」までも捨ててしまいたくなる時がある。

でももしも「優しく」うんと「強い」人になれたら。

それは最強だなと思いました。

「優しさ」と「強さ」は両方もつことができる、これは私にとって小さな気づきでした。そして、これから先の未来で思いっきり欲張って、その二つを両手につかみたいと思いました。

とても軽い読み物ではありますが、私にとっては、すごく良い機会で出会えた本の一冊です。おすすめです。

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

 

3、「心」とは生まれつきじゃなく、 鍛えられるものである『上京物語』

『上京物語』は上京していく息子に父親が当てた手紙の内容という形式をとって、幾つかの教えが説かれる物語です。

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

  • 作者: 喜多川泰
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 この中で私が最も気に入ったのは「心」の捉え方でした。

人間の人生をつくっているのは、その人の「心」だ。

その人が心の中で何か考えているかで、人生が決まってくる。

だから、常に心は積極的に、明るく、前向きにしておかなけれならない。

これも言われなくてもわかることなんです。でもそれができないときもある、どうしても前向きになれず、暗いことを考えてしまい、消極的になってしまうときがあります。でも次の内容を読んで、私はなるほどなあと納得するしかありませんでした。

素晴らしく鍛え上げられた肉体を見たとき、

「あの人はいいなあ、生まれつき素晴らしい筋肉がついていて」なんていう人はいない。

均整の取れた肉体、きれいに割れた腹筋は、生まれつき備わっているものではなく、毎日の訓練のたまものであることを誰もが知っているからだ。その人と同じだけの努力をすれば手に入るが、自分はそれをしてこなかっただけだとわかっているんだ。

だからその努力を称賛する。 

 でも「心」になると人はそれができない、と。

あの人はいいな、生まれつき明るくて。そんな風に思ってしまうんじゃなく、日々の習慣を少しずつ変えていきなさいというのがこの本の内容でした。

心は日々の積み重ねで、自分で、鍛え上げるものである。

私はこの心の強さを筋肉に例えるという考え方が、なんともしっくりときて、うしろ向きなことを考えてしまったときはいつも「おいおい心の筋トレ怠るなよ!」と松岡修造的なノリで心の中で自分に声をかけます。

この本では言葉の大切さについても教えがありますが、私はすでに色々と読んで知っていましたので、まだ啓発本の類を読んだことがない人にお勧めしたい所存です。

4、旅にでるときに忘れてしまってはいけないこと『ライフトラベラー』

 次にお勧めするのは『ライフトラベラー』という本です。この本は旅に出るのが好きという方にとてもお勧めできる内容になっています。

ライフトラベラー 人生の旅人

ライフトラベラー 人生の旅人

 

この本の中には、ごく普通の高校生である主人公と、妙に達観した教えを諭す友人の会話が記されています。

そのなかで私が興味を抱いたのは、初めての海外旅行のため、荷物をいっぱいに詰めこんだ主人公に対し、友人が言い放つこの言葉です。

ほら、旅行に何を期待してた?自分の人生を変える経験だろ。

つまり旅先で何を与えるかなんて一切考えてない。

自分が何をもらうかばかりを考えていたんじゃないのか?

友人は彼の荷物の中に、人に与えるものが何も入っていないことを指摘します。そして自分は字が得意なので毛筆で和紙に言葉を書いて、出会った人にプレゼントすると語るのです。

それを聞いて主人公はハッとするのですが、また私もハッとしたのでした。

私が喜多川さんの本でハッとするポイントは大体同じ。喜多川さんの本には、必ず他者を喜ばせて、他者のために貢献することの大切さが凄く日常的な方法の中で巧みに説かれている点です。

そして実際、人間関係は内ではなく外に目を向け始めると、うんと暖かく豊かなものに一転します。

というのも私は子どものころ、特に自尊心が低く、内気な子でした。

「私が何かをしても誰も喜ばない」と本気で考え、自分から人に与えないこと関わらないことが、結局は周りにとっての善であると思い込んでいたことがありました。

けれどもその気持ちは結局のところ、自分が何かしらの出来事で傷つくのを避けていただけでした。そして逆に、自分のことを好いてくれた人を傷つける原因にしかなりませんでした。この考えを十代のうちに改めることができたのは、とても幸運でしたし、やはり出会った本の影響が大きいです。

しかしやはり、今でも少し名残があるところ。

私も旅行によく行くのですが、人に与えるものをもっていこうという発想がありませんでした。やはり少し自己中心的なのですよね。

思えば、海外旅行の際、拙い英語で感謝を伝える場面がいくつかありました。そのとき今度の海外旅行では、出会った人にひょいと与えられそうなものをもって、旅に出たいと考えています。

5、自由に生きる大人の考え方『ライフトラベラー』

それから『ライフトラベラー』には、「やりたいこと」に対する正しい向き合い方も書かれていました。

目標を持てば〈やらなきゃいけないこと〉が生まれる。その目標が高ければ高いほど、たくさん生まれる。

ただ、〈やりたいこと〉を〈やらなきゃいけないこと〉に変えなければいいだけさ。

自由に生きる大人というのは、それが上手にできる人のことだよ。普通の人は〈やりたいこと〉をもっても、すぐに〈やらなきゃいけないこと〉に変えてしまうんだ。 

多くの人は「やりたいこと」をやっていてもすぐにそれを「やらなければいけないこと」に変えてしまう。

例えば私が「ブログで100記事達成したい」と心の底から考えているとします。これは私の「やりたいこと」なのですが、次第に「今日もブログ書いてない、だめだなあ」という感じで「やらなくちゃいけないこと」に変わってしまうということです。

自由に生きる大人は「やりたいこと」を「やらなきゃいけないこと」に変えない。

これは、名言だなと思いました。

最後に:人生を旅に例えるなら

ここまで記事を読んでくださった方はおそらく、少しは喜多川泰さんの本に興味をもたれたのではないかと思います。

そこでもうひとつ『ライフトラベラー』の中から、私のお気に入りの考え方を紹介しておきたいと思います。

平凡な主人公に、教えを諭す友人が、こう説くのです。

君はどんな奴と旅に出たい?と。

皆さんはなんて答えますか?

色々な答えがあると思います。

明るいやつ、前向きなやつ、絶対に信頼できるやつ、多少の困難でも動じない頼れるやつ、ユーモアがあるやつ、料理が上手い、語学が堪能、など幾らでも条件を上げていいんです。

そしてそんな主人公に、こう友人は諭すのです。

どこへ行っても自分とは一緒だ。

ぼくたちは自分と会話しながら生きているだろ。誰かとか会話していないときは常に自分と話してる。どこへ行こうとも、一番の話し相手である自分はいつもいっしょにいる。

だから、こんな人と一緒だったら、旅は楽しくなるのになぁと思えるような人に自分がなるしかないんだ。

ちなみに私は料理が趣味なのですが、よく友人に料理の上達方法を聞かれたついでに、「自分とは生涯一緒だから、自分が料理上手になってしまえば、一生美味しいものが食べれるって思ったんだ」とこう答えていました。

そして喜多川泰さんの『ライフトラベラー』を読み、この考え方はそうか、すべてのことに応用できるんだなあとハッとさせられる思いでした。

私の二十代の目標は、自分が旅に出たいと心から思える人間像に自分がなってしまうこと、その一点に尽きます。

まだまだ紹介したいことも山済みなのですが、今日はここまで(また後日もう少し内容を書き足すかもしれません)。

興味をもたれた方は、ぜひ私の記事などで満足するのではなく、喜多川泰さんの本を一冊でも手に取ってみてください。

ちなみに以下の過去記事では喜多川泰さんの『君と会えたから…』という本を紹介しています。

よろしければ、続けてお読みください。

人生でやりたいことリスト100は、必ず「2つ」必要だという話 - The Cat's Pajamas

それでは最後まで読んでくださり、有難うございました。皆様にもまた多くの良い本の出会いがありますこと、心から祈っております。

君と会えたから・・・

君と会えたから・・・

 

 *関連記事は以下からどうぞ

www.nekopajamas.net

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