悲惨な公道デビューから1か月
思えば、私の公道デビューは散々なもので、エンストの嵐、嵐、嵐でした。
信号になるたびにエンストしてしまうので、もはや交通妨害でしかなく、挙句に道に迷って、坂道で立ちごけしてしまい、近所の方に助けられてしまう始末。
どうしよう、このままエンストばかりだったら、どこにも行けない。
飛べない鳥は鳥じゃない、ただのチキンだ。
そんなことを考えながら涙目だったひよっこライダーのわたし。
そんな地獄の行動デビューから一か月後。
見事にエンストしなくなりました♡
(わーぱちぱちぱち)
でも私と同じようにエンストに悩まされて、バイクに乗るのが億劫になってしまったという初心者ライダーの方は少なくないと思うんですよね。
ということで、今回は超初心者ライダーが停止・発信でエンストしないコツについてメモしておこうと思います。
1、教習所のバイクと自分のバイクの違いを知る
さて一応、これでも教習所に通い、卒業検定を合格した身。
そのときはエンストでこんなに悩んだことなかったんですよね。
それなのにいざ自分のバイクを買ってみると、なかなか発信ができません。
私の場合は、ゆっくりとバイクが動き始めたかな?と思った瞬間
「ぷす」
という悲しい音を出してバイクがエンストしてしまうという事態が頻発していました。
もう本当に走り出すこともできない
という状態でバイクを買ってしまったことを後悔するくらいでした。
そんな私を見かねて、偶然知り合ったバイク乗り(バイク歴20年)の方がアドバイスをくださったんです。それが
「アクセルが弱い」
というものでした。
実はこれは教習所時代から教官の方に言われていたことでした。私は左利きということもあって、どうにもアクセルの扱いが下手くそなのです。
そのうえ
「怖い」
という気持ちが先行して、ぶんと勢いよくアクセルを捻ることをためらってばかりいました。
教習所のバイクはそれでもスムーズに走り出す力があったのですが、私が購入したのは単気筒のバイクで、そんな弱弱しいアクセルじゃすぐにエンストしてしまうのです。
2、アクセルを戻さない
それからこのとき私は
「アクセル戻しちゃだめだよ」
というアドバイスもいただきました。
たしかに私は、思いっきりアクセルをふかしてしまったことが怖くて、少ししかアクセルを捻らないという癖がありました。
しかもそれどころか、きちんと発信する前にちょっと捻っていたアクセルを少し元に戻すという癖さえありました。
でもその行動って意味がないどころか、逆効果なんですよね。
バイクに力をぐっと送り込んであげるイメージできちんとアクセルを捻る、ということを私はこのとき学ぶことができました。
3、ベテランライダーを見本にするのが一番良い
さらにその後、ベテランライダーさんが何度か見本を見せてくださり、私は驚きました。こんなにもアクセルをふかすのか、と。
そしてその手本を見て、発信時のイメージを持つことができ、奇跡かと驚くほどにエンストの数が減りました。
やっぱりバイクを上手に乗れる人の手本を見るのが一番上達が早いのかしらともぼんやり思いました。
その後、私は少しずつ自分のバイクにも慣れることができてきました。
バイクを買って三回目の外出では、半クラをしながら、右手でアクセルをぐっと一瞬捻り、力を注いであげるようなイメージを持つようになりました。
するとバイクがぐんと前に進みます。
この感覚を掴めるようになってから、信号が怖くなくなりましたし、坂道発進でも慌てることが無くなりました。
まとめ*バイクは自分の「恐れ」を教えてくれる乗り物
ということで内容をまとめると
- 自分のバイクの特徴を掴むこと
- アクセルをしっかりとひねること
が大切なのかと思います。
バイクはとても面白いです。
私がとても臆病な人間であるということに気づかされるという意味で、とても面白いと思います。
自分の恐れがバイクにしっかりと伝わって、それが前に進む力を邪魔してしまいます。目線にしてもアクセルにしても体の動きにしても、一つ一つ、自分の下手な部分や悪癖を知るたびに、その恐れに気づかされます。
公道では絶対に事故を起こしたくない。
その気持ちを自戒にして、少しでも上手に運転できるようになれたらとばかり考えています。
教習所に通い始めたときは、こんなにバイクにハマるとは思っていませんでした。
人生はフシギなものです。
ということで、今回の記事では発信時にエンストしなくなった喜びについて、書かせていただきました。
些細なことですが、これがとっても嬉しいのです。
もし私と同じように発信時のエンストに悩んでいる初心者ライダーさんがいましたら、反クラを行う左手だけでなく、右手のコントロールも見直してみてください。
もしかすると同じように、悩みを解決できるという方がいらっしゃるかもしれません。
次の課題はもっとカーブをうまく曲がれるようになることです。
そして少しずつ、遠出できるようになりたいと思います。