今回の記事では、英会話をこれから学びたい人におすすめできる英語学習本(ツール)を5つ紹介したいと思います。
- 外国人の友達がほしい
- 仕事で英語が必要とされる
- 自由に海外旅行に行きたい
と動機は様々でしょう。
以前「海外一人旅はハードルが高い?「費用・時間・語学力」の3つの壁を超える方法は?」という記事にも書いたように
- 英語が喋れなくても海外旅行はできる
と思うところもあります。

必ずしも英語が喋れなければいけない場面は、日本にいる限りそれほど多くありません。
でも、使える言語が増えるということは
- 情報取得(発信)の手段が増える
ということです。
自分の新しい可能性を広げるきっかけにも、なるでしょう。
ということで今回の記事では、これから英語を始めてみたいと考えている人が
- 必要最低限の情報を聞き取るリスニング力
- 簡単な英語を組み立て、発するスピーキング力
を鍛えるために使えると思う本やツールを紹介したいと思います。
皆さんの語学学習の参考になれば、幸いです。
もくじ
1、発音はこれ1冊で十分な「英語耳」
まず最初にお勧めしたいのが、こちら「英語耳」という本です。
この本は、非常にお勧めの一冊。
皆さんは、英語の発音って自信がありますか?
私はこの本を実際に手に取り、発音を学ぶまでは何一つさっぱりでした。
- 発音記号ほとんど知らない
- LとRの発音の違いもわからない
- 完全なるカタカナ発音
という状態です。
でも、この本を1冊何度も繰り返し学んだことで、発音が非常に改善されました。
何より英語を読んだり、英語を発することへの抵抗が少なくなりました。
わざわざ発音を学ぶのは面倒だという人もいるかもしれません。
でも、後から矯正する方が断然面倒くさいと思いませんか?
一度癖になってしまったら、なかなか間違いを正すことはできません。
初学者だからこそ
- 正しい英語の発音がわかる
- その後、学ぶ英語を正しく発音できるようになる
- 英語がペラペラの人に見える
といった具合に、最初に発音を学ぶメリットは非常に大きいです。
英語の発音に関する本は沢山ありますが、この本は
- 薄い
- 内容は濃い
- シンプルでわかりやすい
と本当にいいところしかありません。
私は留学経験も無く、発音に関して本当にこれ1冊しかやっていません。
発音に対する自信もなかったのですが、先日ゲストハウスで出会った香港人の方に
「あなたの英語の発音は綺麗!」
と褒められ有頂天。
(え、え、え、英語耳のお陰だ…)
とても嬉しい気持ちになりました。
得られる知識に対して、とにかくコスパが良すぎるので、英会話に興味がある方はまず「英語耳」で発音を鍛えるというのが非常におすすめです。
2、「瞬間英作文」で英文をつくるのに慣れる
次にお勧めしたいのは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という本です。
これは、英語の独学学習者に非常に愛好家の多い1冊になります。
基本的に最低限の日常英会話であれば
- 難しい表現や単語を使う必要はない
- 英語レベルは中学英文法で十分
です。
でも私たちは高校や大学受験などで、ものすごく難しいパズルのような英文法問題を解いたり、高度な英語長文の訳を課題として行ったりしてきています。
なので、それくらいのレベルの英語をさらっと喋れないと
「英語はできるとはいえない!」
と強く思い込んでいる人が多いんです。
(実際、私もこの本を読むまでそう考えていました)
でも実際、外国で第二か国語として英語をぺらぺら喋っている人の英語を聞くと
- ものすごく簡単な英語を、ものすごく早く組み立てて話してるだけ
ということにハッと気づいたりします。
(この本の著者の方も同じような気づきから、瞬間英作文のトレーニングを始めたというエピソードも書かれています)
そのためこの本は
- 中学までの英語表現を、瞬間的に発するトレーニング
に特化した本です。
ちなみに
中学英語くらいはさすがにできるって!
と思った方。
それでは、次の日本語を英語に瞬間的に(3秒くらいで)訳すことはできますか?
- あの猫はあなたのペットですか?
- この女の子は誰ですか?
- 誰がこの部屋を掃除するのですか?
答えは
- Is that cat your pet?
- Who is this girl?
- Who cleans this room?
になります。
どうでしょうか?
英語を見るとすごく簡単ですが、会話表現で重要な疑問文の組み立ては実は苦手な人が多く、案外すぐに訳することはできないという人が多いんです。
こういったトレーニングを、以下のように延々と行う構成になっています。
これ一冊きちんとやれば、大体の英文法の基礎は身につくでしょうし、自分の聞きたいことを尋ねたり、答えたりする力がつくと思います。
英会話学習のために、まず何をしたら良いかわからないという方におすすめです。
3、モチベーションがあがる英文法書「1億人の英文法」
次におすすめするのがこちら「1億人の英文法」という文法書です。
ちなみに文法書というと
無駄に分厚くて見るだけで吐き気がする…
という方も多いかもしれませんね。
けれど、安心してください。この本は、分厚いけれども
- オールカラーでわかりやすい
- 英文法は簡単で使えるものばかり
- 読み物として楽しい
とおすすめできるポイントが非常に多い文法書です。
難しい表現を知っている必要はないと思いますが、英文法はやはりある程度は知っておいた方がいい気がします。
英文法を何も知らないとやはり
- 英文を自分でつくることが難しい
ですよね。
なので、先ほど紹介した「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)」に合わせてこの文法書を項目ごとに併用して読んでいくと、非常に理解が深まると思います。
英文法の基本を知りたい方は、ぜひ1冊自宅に置くことをおすすめします。
4、リスニングは無料の「NHK語学講座」が使える
次にお勧めしたいのは、リスニングで非常に使い勝手の良い「NHK語学講座」です。
こちらのアプリで無料で聞くことができます。
私が高校生の頃、英語の先生は皆口をそろえて
「NHKの語学講座」はいいよ!
と言っていたものでした。
が、当時(高校生)の私は
NHKって響きがなんかダサい
と思い込んでいたので、一度も聞いたことがありませんでした。
最近は、心の老いなのでしょうか。
テレビを付ければ見るのはNHKばかり、NHK語学講座も好んで聞くようになりました。
そして気づくのが遅かったなとも思うのですが、確かにNHK語学講座は、無料で語学のリスニング学習ができるツールとしてはピカイチだと思います。
沢山チャンネルがありますので、自分のレベルにあったものを選べます。
初心者向けの英会話講座も揃っています。
きちんと解説も入っているので、英語学習にもなりますし、ニュースを聞いたり、アプリを利用した四択問題になっているものもあったりと、内容が充実しています。
確かに
- TEDを聞いて英語のスピーチを学ぶ
- CNNとBBCを聞くのが日課
- 洋画を字幕なし鑑賞
とかの方が、正直カッコいいじゃないですか?
でもいきなりそれだと、意味の解らない英語が、耳を素通りしていくだけです。
とにかく最初は
- ギリギリ理解できる英文を沢山聞く
というのが一から英語を聞く能力が上がる効率の良いリスニング学習だと思います。
5、オンライン英会話を活用する
以上のようなツールで簡単な英語表現を学んだら、実践に移ります。
おすすめの英会話学習は
- オンライン英会話講座を利用する
というものです。
PCやスマホを使って、自分の好きな時間に1対1で英会話を学ぶことができます。
やはり英語は、実際に喋るのが一番身につくのではないでしょうか?
個人的におすすめなのは、とにかく安いDMM英会話
- 1日1レッスン(25分)193円
という料金設定なので、ちょっとしたおやつを我慢するだけで勉強ができます。
ちなみに私は十代のころ
- ほとんど誰一人として外国人と話したことがない
という状態で、DMM英会話を受講したことがあります。
結果は
超悲惨
でした。その時のことを、今でもまざまざと覚えています。
- 全く英語が口から出てこない
- 相手が英語を話して、こちらに喋りかけているだけでパニック
- ただひたすらに怖い
という状況で
- こんなに一生懸命勉強してる(はず)なのに何も喋れない
- 今まで私が勉強してきたことって何なんだろう
と本気で哀しくなり、あろうことかレッスンの最中に
号泣
しました(大げさではなく本当に)
当然ですが
講師の先生はドン引き
していました。
そして私に
「何で英語を学びたいの?英語で何がしたいの?」
とひたすら話しかけてくださったのですが、私はもうぼろぼろ泣きながら「sorry」と繰り返すことしかできませんでした。
当時、私にとって英語のスピーキングを学ぶ理由は「仕方なく」という消極的な理由しかありませんでした。
今でも自分のスピーキング能力は低いと自覚しています。
元々かなり内向的で、コミュニケーション能力も高いとは言い難い性格です。
でも、現在では
- 海外で道に迷ったら、すぐに人に尋ねられる
- ゲストハウスで一緒になった人と会話ができる
- 海外旅行中に困ることはない
というレベルにはなりました。
失敗することも多いですが、もう泣き出すことはありません!(笑)
結局は、場数だと思います。
ちなみに私は、こてこての受験英語に染まっていた学生でした。
山のように英文法の問題を解いたり、長文を読んだりしていることで、自分が英語を学んでいると思い込んでいました。
それが全く無意味だったことが、辛く泣いてしまったのですね。
でも、冷静に考えれば
外国人と喋ったことはなければ、何も話せないの当たり前やん?
って話なんです。
最初は勇気がいるかもしれませんが、利用できるものは何でも利用して、新しい世界に飛び込んでみると、気づけることも多いです。
最初の2回分は無料ですし、興味がありましたらオンライン英会話は、ぜひ利用してみてほしいツールの一つです。
6、自分のペースで頑張れる「スタディサプリイングリッシュ」
最後にお勧めするのが、こちらの
最近英語学習者の間で話題ということで、お試し利用してみたのですが
(時代が変わったなぁ~)
と感じる語学学習ツールでした。
先ほどの私の悲惨なオンライン英会話実例にも書いたように
- 最初から外国人の先生といきなりマンツーマンで会話するのは怖い
んですよ。
でもスタディサプリイングリッシュを使うと、会話の疑似体験で英語表現を学ぶことができます。
- リスニングの勉強にもなる
- 英語表現のパターンも増やせる
- 発音の練習にもなる
- 単語学習もしやすい
- 勉強時間も管理できる
といった具合にバランスよく英語学習ができますし、特にアプリを使った勉強がしやすい印象でした。
自分の成果をレベルで表示してくれるので学習のモチベーションも上がるようにできています。
確かに、本を使った学習でも効果はあります。
でも「英検準一級に独学で一発合格するための勉強法とおすすめ参考書」という記事にも書いたように、私は今後アプリを利用した語学学習の波が来るのでは?と考えていました。
アプリなら
- 音声が聞ける
- テキストも見れる
- ゲーム感覚で学べる
- 手軽にスマホで勉強できる
といったメリットが光るんですよね。
ただ、こういったツールはあまり良いものがない印象だったのですが、
リクルートさんの本気を感じます。
無料お試しキャンペーンやキャッシュバックサービスも多くあり、月額料金1000円未満とオンライン英会話より圧倒的に安いので、気軽に始められると思います。
またTOEIC対策講座もありますので、700点台後半を目指すという位のレベルまでなら、とても効果があるのではと感じました。
もし私が英語初心者で一から学ぶという段階だったら、絶対に活用するかと思います。
とても話題のサービスですし、気になっている方はぜひ一度試してみてほしいです。
まとめ|基本の英会話を学ぶために
ということで今回の記事では、初心者向けの英会話学習本(ツール)をまとめて紹介してみました。
内容をまとめると
-
- 英語耳(発音学習)
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(英文慣れ)
- 一億人の英文法(文法)
- NHKゴガク(リスニング)
- DMM英会話
(英会話の場慣れ) - スタディサプリ ENGLISH(アプリで学習の習慣化)
といった内容になります。
まずは、自分のできるものや興味の持てるものから少しずつ学習していくことで、自分に自信を持てるようになったり、知らないことを学んでいけると良いと思います。
また、私自身も当記事を書きながら、語学学習にもっと力を入れていきたいと思うところもありました。
私にとって英語は正直、好きなものではありません。
コンプレックスと悔しさという負の感情が強いので夢中になることもなく、英語が心から好きという人には一生追い付けないと思っています。
でも
- 苦手から始めたからこそ、伝えられる経験もある
- この人でも出来るようになったなら、自分もできるかも、と読み手に思ってもらえるかもしれない
と前向きに考えて、こういった記事を書くようにしています。
加えて最近、自分のなかで
- 20代のうちに何か一つ自分の苦手を克服したという経験がほしい
と強く思っています。
なので、英検1級を取ると決めた自分との約束だけは必ず守りたいと思います。
また好きであれ苦手であれ、何であれスキルとして身につけば、得なことは多いです。
- 海外旅行に気軽に行けるというのは、英語を学ぶメリットの1つ
とは強く思います。
旅行好きであれば、ぜひ語学学習には目を向けてみてほしいです。
それでは、これまでの自分の学びを記事にすることで、少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。
最後まで記事を読んでくださり、有難うございました!
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