The Cat's Pajamas

旅と読書をこよなく愛する平成育ちの猫好きです。自分の好きなことだけをのんびりぽつぽつ紡いでいく趣味ブログを目指しています。

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徹夜で踊る盆祭り*岐阜県郡上八幡名物「郡上おどり」の良さを伝えたい

私の盆踊りデビュー

今回の記事では、昨年の夏に参加した岐阜県郡上八幡のお祭り「郡上おどり」について書きたいと思います。私はまだ四半世紀ほどしか生きていませんが、

「今までに行った祭りの中で一番楽しかったのは?」

と聞かれた開口一番に

「岐阜県の郡上八幡で参加した郡上おどりです!(キリッ)」

と答えるだろうというほどに心の底から、この盆踊りデビューを楽しみました。記事にするタイミングを逃して、既に冬になってしまいましたが、今年の夏の旅行先に一人でも多くの方がこの祭りに参加してくれることを願い、お祭りの素晴らしさを文字にしたいと思います。

そもそも「郡上おどり」って何?

まず「郡上おどり」についてご存じない方もいらっしゃると思うので、観光HPから少し引用させていただきました。

「郡上おどり」とは?

7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどりで、郡上八幡の夏はおどりとともに始まり、おどりとともに終わるといえます。会場はひと晩に1カ所ずつ。 これは町内あちこちでの縁日祭りにちなんでおこなわれるもので、新旧入り交じった感じがしないでもないですが、そのうちの多くからこの町に残る伝統や風習を垣間見ることができます。

なお開催時間は平日と日曜日が大体8時から10時半、土曜日は8時から11時までが基本です。

この「郡上おどり」の面白いところは、クライマックス(8月13,14,15,16日)の4日間です。になると全国から人が集まり、明け方の4時まで4日間文字通り徹夜でおどり続けるという非日常体験ができます。

正直徹夜の盆踊りは、今まで経験したどの祭り、どの運動会、どの体育の授業よりも体力を使う経験でした。そしてそれ以上の高揚を覚え、心の底から人生が楽しいと思える経験でした。

盆踊り、したことないけど大丈夫?

全く問題ありません。私は盆踊りをしたこともなく、特に何も予習をせず、参戦しました。列の中に必ず「この人、盆踊りのプロだ…絶対そうだ…」というくらい踊りが上手な地元の方がいらっしゃいます。その方の踊りを見様見真似すれば、どんどんとコツがつかめるようになります。

浴衣と下駄はいる?

私はサンダルに浴衣で参戦しました。下駄をはいた方が、音がころころとなって楽しいと思います。祭り会場で販売もしているそうです。ちなみに、私は浴衣、友人は私服で参戦しましたが「私も浴衣きればよかった」と友人は少し後悔していました。

徹夜で盆踊りなんて、大変そう

ちなみにここまで読んで「徹夜でずっと盆踊りし続けるなんて疲れるし、途中で飽きるんじゃないの?」と思った方。ぜひこの続きを読んで、そんなつまらない常識は郡上の山奥に捨ててしまってください

それでは以下、「郡上おどり」の魅力を語って行きましょう。

「郡上おどり」の魅力①明け方4時までフル営業の屋台

「郡上おどり」はいわゆるお祭りです。なので周辺には沢山の屋台が店を開いています。ですので一晩中、食べるものには一切困りません。

徹夜で踊り続けるとありますが、列の中に途中で抜けたり、気が向いたから参加したり、ということが自由にできます。また休憩したいと思った際には、仮眠をとれる場所も用意されています。なにも一晩踊り続ける必要はないんですよ。

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子どもが楽しめる屋台も沢山ありますし、至る所で飲食物が販売されています。本当に小さな町なのですが、お祭りは驚くほど活気があります。

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私は占いの屋台がありましたので、1000円ほどで全体運を見てもらいました。

彼女曰く、私は人とはかなり違う人生を歩むことになるけど、ご先祖様に守られているから、なんだかんだで楽しい人生になるそうです。

今後が楽しみです。占い師さん、有難うございました。

「郡上おどり」の魅力②祭りの活気、溢れる若さ

このお祭りの素晴らしい点は、思った以上に若者であふれているという点でした。コンビニの前で屯していそうなヤンキーのお兄さんから、梅田のHEPFIVEの前でデートの待ち合わせをしてそうな若い女の子から、庭の縁側で毎日猫と戯れていそうなお爺さんから、家のローンの支払いについて悩みため息をつきながら家計簿をつけてそうな主婦の方から、とにかく日本中の老若男女が一列になって一心不乱に盆踊りを踊り続けている姿は圧巻の一言でした。

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特に素晴らしいと感じたのが、若者たちの祭りに対する姿勢です。

調べてみると、郡上市の人口は年々減少傾向にあるそうです。しかし、この祭りではそこらかしこに純粋に祭りを楽しんでいる若者の笑顔がありました。皆、町おこしのために慈善で参加している、もしくは親に言われて仕方なくやっているという感じでは全くなく(私の地元では、このような祭り参加が多かったです)

本当に心の底から盆踊りを楽しんでいるのだなと思いました。

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盆踊りとは本来、お盆にかえってきた祖霊を慰める霊鎮めの行事だそうです。そしてこの「郡上踊り」が発する熱気はまるで町が全体が生の雄叫びを高らかにあげながら、此の世から黄泉の国へと慰霊の言葉を放っているようでした。

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「郡上踊り」の魅力③明け方の達成感

「郡上踊り」に来た方の中には、疲れて途中で仮眠を取られたり、一旦宿に戻るという方もいらっしゃるかと思います。しかしできれば、明け方3時から、もう一度会場に戻り、盆踊りを踊った参加者全員と朝を迎えることをお勧めします。

暗闇がどんどんと消えて、朝が訪れ、一緒に踊っていた方たちの顔がはっきりと見えるようになり、最後の一曲を踊る。このときの達成感は、何とも言葉にしがたいものですた。

*祭りが終わった後、地元の若い参加者がきちんとゴミ拾いをしている姿。郡上の街はとても小さい街ですが品があり、素敵でした。

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*宿なしでしたので、明け方に友人と郡上散策をしました。

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気になる郡上へのアクセスは?

郡上へは、名古屋、大阪(京都)方面からバスが出ています。

*名古屋方面からお越しの方向けバス

高山~名古屋線 | 高速バス | 濃飛バス公式サイト

*関西方面からお越しの方向けバス

高山~京都・大阪線 |高速バス | 濃飛バス公式サイト

これらのバスは高山行きとなっているかと思いますが、途中の「郡上八幡インター」で下車してください。

「郡上八幡インター」からはタクシーを呼んで、会場まで連れて行ってもらうとよいです(都会のように周辺に明かりはありませんよ。完全な闇ですので、歩いて会場に行くのは無理です)。

関東の方は、一度高山行きの高速バスに乗ってください。高山観光を終えたのち、車やバスで郡上八幡に向かうというルートが良いです。バスは上記に乗せた名古屋・関西方面行きを利用し、途中下車すればOKです(高山~郡上の往復で2980円)。

北海道や沖縄などの遠方の方は、一度名古屋の中部国際空港に向かい、高山行きのバスに乗るとスムーズかと思います。

踊りだけでなくライトアップされた郡上八幡城も美しかったです(写真はうまく取れませんでしたので、割愛します)。

ちなみに帰りに乗車したタクシーのおじさんに郡上おどりが素晴らしかったと感想を述べたところ、年々観光客が増えていること、初日は宿がすぐに予約でいっぱいになると語ってくださりました。

ただ、アクセスがわかりにくいという客が多い。郡上ではなく高山にしか訪れない観光客が多くて残念と語っていらっしゃいました。

私の祖父母は高山在住ですので、飛騨高山市の良さはよく知っています。そして今回のお祭りに参加するまで、郡上八幡というのは高山の周辺にある小さな町という認識しかありませんでした。本当に郡上の方に頭を下げるべきだなと思うくらいに、品と活気がある素敵なお祭りを味わうことができ、一人でも多くの人に、郡上に足を運んでもらいたいと感じました。

今後も郡上に多くの人が訪れますよう。ぜひ多くの方に盆踊り体験をしてもらいたいところです。

行こうかどうか悩んでいた方も、今回初めて「郡上おどり」の存在を知ったという方も、人生のどこかで一度、徹夜で盆踊りを踊ってみてください。お勧めです。

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※写真は個人が特定される心配のないものを選択しました。万が一、不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、ご報告ください。

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 *これを機に色々な日本のお祭りに参加してみたいと感じました。

日本の祭りがまるごとわかる本 (晋遊舎ムック)

日本の祭りがまるごとわかる本 (晋遊舎ムック)

 

 *ちなみに高山祭は春と秋に開催されています。

まっぷる 飛騨高山 白川郷・下呂温泉 '18 (まっぷるマガジン)

まっぷる 飛騨高山 白川郷・下呂温泉 '18 (まっぷるマガジン)

 

追記

ちなみに高山に初めて訪れた大阪出身の友人が「観光するのに電車使えないの?」と曇りのないまなざしで尋ねてきましたが「田舎っていうのはなあ…」と思わず嗄れ声に。高山市民は皆、車移動です。レンタカーを借りるのが吉です。

*祖父母に顔見せついでに、大滝へ。知名度が低いので、貸し切り状態。

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*近くにあるお蕎麦屋さんの料理が美味しかったです。

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