独学&短期間でTOEIC700点を取得したときの勉強法
ここにたどり着いた方の中にはもしかすると
- 僕(わたし)にはTOEIC高得点なんて無理
と思われている方もいるかもしれません。
特別な留学経験がある、英語を専門的に学んでいた、そういうバックグラウンドがないと取れない点数だと思いこんでいる人も少なくないかも知れません。
でも、本当にそうでしょうか?
実際に私は今まで
- 1年留学してTOEIC600点台
という人にも会いましたし
- 留学経験なし独学で900点超
の人にもあったことがあります。
自分も独学&留学なしで英語の勉強を続けてきて、TOEIC850点までスコアを伸ばすことができました。
その結果、今までの学習を振り返って
TOEIC700点は超狙い目
ということを、この記事にたどり着いた人にお伝えしたいんです。
実際、私自身がTOEIC500点台から700点台に伸ばすまで1年もかかりませんでした。
勉強したのは、単語と問題集だけ。
ほぼ机に向かった受験英語の延長学習で、英会話やリスニング学習はほとんどせずに700点を取ることができました。
それから約7年。
あの頃よりもずっと英語が聞き取れるようになり、英会話に対する免疫もつき、明らかに英語のレベルは上がりました。
でも、900点を超えることは未だにできません。
あくまで私の意見ですがTOEICの
- 700点
- 800点
- 900点
この間には見えない壁があります。
世間一般的には「全部高得点では?」と思われる点数なのですが、700点と800点、800点と900点では英語の運用レベルに雲泥の差があるのは間違いありません。
900点をとっていても、英会話ができるとは限らないという意見もあります。
そして、それはその通りだと思います。
しかし900点を取るにはリスニングでほぼ満点を取る必要がある(=英語を聞き取れる基礎が確実に身についている)ことから(たとえ話慣れていなくてスピーキングが苦手だとしても)最低限の「英語力」は確実に保証されているといえるでしょう。
※逆に言えばTOEIC900点未満(=リスンニングで高得点取れない)というのは私も含めて、極めて平易な英語を正確に聞き取る能力がないことを証明しているともいえます。
ただここでポイントなのが
- 500点
- 600点
- 700点
というスコアの間には、あまり壁がないという点なんですね。
つまり500点台の人でも正しい勉強方法さえわかれば、600点さらには700点もサラッと取れてしまうということです。
なぜかというと700点までは”英語力”というよりも”受験”や”試験勉強”の要領で、点数がカバーできるから。
それでも日本人の平均点よりは明らかに高い
- TOEIC700点
というのは履歴書にも書ける点数ですし、周りからも「高得点」と評価をもらうことができます。
要は、コスパが一番いい点数なんです。
※まれに能力が高い人もいるので一括にはできませんが、700点台以上になるとリーディング力の精度&リスニング高得点などが必須となり、英語力を無視した付け焼き刃の”試験勉強”ではスコアが伸びなくなります。実際に私もそのパターンで反省し、今ではTOEIC目的の勉強はなるべくしないようにしています。
繰り返しになりますが、仮に
- 英語が苦手
- 留学経験ない
- 英会話全くできない
といった人でも完全に”試験勉強”の要領で、700点は取れるんです。
誰にでもチャンスはありますし、短期間で一気に200点を伸ばすというのも可能だと思います。
スコアだけ伸ばしても意味がない、と思う人もいるかもしれませんが仕事の関係や受験でスコアがどうしても必要という人もいるはずです。
以下、具体的に私が使用した教材を紹介したいと思います。
TOEIC700点をとるまでに使用した参考書
ということで以下
- 私が700点越えるために使った参考書
を順に、勉強法を説明しながら紹介したいと思います。
よろしければ参考にしてください。
最短で目標点数へ『新TOEICテスト 直前の技術』
まずは、こちらの本を紹介したいと思います。
『新TOEICテスト 直前の技術』は、すぐに700点を取りたいのであれば必読書です。
TOEICについてまだ何も知らなかった頃、私がノー勉・初見で受けたテストは500点台でした。
結果を受けて、最初に買った参考書がコレです。
英語がよくわからない状態でも
(これが答えかな?)
と検討がつくようになり、点数を上げることが可能です。
テクニック本は鵜呑みにするのは危険ですが、知っているだけで差がつくことはなるべく早く頭に入れて、スコアに反映させましょう。
そしてこういうテクニック本を何冊も買い込むのはおすすめしません。
勉強より”勉強法”に焦点が向いてしまい、演習量が減りやすいからです。
一冊これといったものを所有し、とりあえず使えるテクニックだけ盗んでしまうのが良いと思います。
単語帳は2冊だけ
同時に私は大学受験後、すっかり忘れてしまった英単語の復習からはじめました。
700点を超えるまでに使った単語帳は2冊だけです。
使用したのは、受験で使用していたシステム英単語でした。
受験英語とTOEICは別では?と思う人もいるかも知れませんが、要は「英文を読むための基礎単語」なので必要性は同じです。
ただ最終章は大学受験で出やすいトピック向けのニッチな単語もあるので第1章~第3章までを頑張って覚えてください。
あくまで英文読解の土台になる単語ばかりが収録されているので、ここに買いてある単語がわからずに700点を取ることは難しいと思います。
もう1冊はTOEICによく出てくる
- 経済関係の単語
が収録されている単語帳を使います。
おすすめなは、TOEIC受験者から支持の熱い特急シリーズの英単語帳『出る単特急 金のフレーズ』です。
『システム英単語』では取り逃がしてしまうビジネス英単語を、覚えてしまいます。
あくまで『システム英単語』を土台固めをして『出る単特急 金のフレーズ』で更に武装するというイメージで語彙力を固めていきます。
※この順番が逆だと得点には結び付きません。基礎をシスタン(その他大学受験用の基礎的な英単語帳)で身に着けてから、TOEIC対策向けの経済単語を足すように注意してください。
ひたすらやり込む『TOEIC公式問題集』
ここまで来たらあとは簡単です。
TOEIC『公式問題集』を買って、解きます。
メルカリなどで安く買えるので、そちらをおすすめしたいです。
公式問題集の解き方で重要な点は以下、2つ
- 本番想定
- 徹底した復習
です。
以下、自分がやった問題集の使い方をメモしておきます。
本番を想定して問題を解く
まず公式問題集を解くうえで重要なのが
- 本番を想定する
ということです。
必ずマークシートを使って問題を解き(私はコピーして使いました)時間も測って、本番のような状況で解きます。
音声はスピーカーから流して、集中して解きます。
そこで大体、集中力が切れるタイミングやマークミスしやすい部分、時間がかかるセクションなどが見えてきます。
それを頭に入れて、予見しておくだけで本番での失敗は防げるはずです。
面倒だと思いますが、これは絶対にやっておきましょう。
徹底した答え合わせと反復
もう1つ私が力を入れたのが
- 答え合わせ
です。
この頃(TOEIC700未満)はまだ知らない単語や文法があったので、1つ1つ確実に頭にいれて復習しました。
長文はすべて読み込み、すべて誰かに解説できるくらいの状態にしました。
といっても1度の答え合わせでその状態を追求するのが、無理です。
(完璧主義は良くないです)
なので私は何度も同じ問題を解いて、このときはほぼ満点が取れるまで公式問題集を解き続けました(捨ててしまったのですが、最初に使った公式問題集はボロボロになりました)
たまに同じ問題を解くのは意味がないという人もいますが
- 「この答え、確かCだったな」
- ⇒丸する、終わり
こういう状態をであれば、勉強ではなくただの作業です。
解くときは常に
- 何故「これが答えなのか」
- 他の選択肢は×なのか
理由を解説(=言語化できるほど明確に理解)するのがポイントです。
ちなみに解説なので
これは品詞の識別の問題。問題文のかっこの前は自動詞になっている。
だから選択肢の中で副詞の形をしている単語、つまり語尾がlyになっているCが正解である。
といったくらいに解説できるのが望ましいです。
単語も同じ要領です。
自分にとっての最高の教師になれるように頑張りましょう。
※公式問題集は常に最新のものを買うのをおすすめします。
もし今、自分がTOEIC700点未満なら「スタディサプリEnglish」を使う
私が700点台を目指していた頃には存在しなかったのですが、もし今自分がそうだったら
- スタディサプリEnglish
を使うと思います。
上で紹介した参考書や単語帳は一切せずに、これ1つでも700点を目指すことは可能です。
実際に私は、スタディサプリEnglishの全部の模擬問題(本番模試20回分)などを147時間費やして解いたことがあります。
結果、900点ダメでした(笑)
ダメだったんですが、そのとき既に840点ある状態だった(既に伸び幅があまりなかった)ので、仕方ない気もしました。
(付け焼き刃のTOEIC対策ではなく「英語力そのもの」を本気で上げる努力がもっと必要だと悟りました)
逆にこれが
- 500点
- 600点
といった状態だったら、余裕で790点くらいまでは伸びたんじゃないかなと思います。
(100時間以上を目安に使い込んだら、この点数の人は何かしら結果出せると思うので参考にしてください)
それくらいに内容が充実していて、やり込める余地があった。
単語帳機能がある(TOEIC対策重視で質も高い)、動画の質が高い(講義は面白くて全部見た)、文法の復習もゼロから可能(レベル別に講座選べる)、リスニング問題豊富(スキマ時間に勉強しやすい)など。
利点をあげたらキリはないです。
机に向かって勉強する必要なく、ソファでゴロゴロしながらできたのも良かったです。
700点、800点目指すという場合であれば最高のツールかと。
気になる人は1週間無料で使い放題なので、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ|TOEIC700点を独学で取る方法はいくらでもある
ということで今回は自分がTOEICで700点を超えたときの勉強法を振り返ってみました。
700点を超えるという目標でしたら本番も
とりあえず
- 単語
- テクニック本
- 公式問題集
をガッツリやり込むのがオススメという内容です。
ちなみにこの時リスニングは別途有料アプリを使って勉強していたんですが、古くて今ではなくなっていました。
なので、スタディサプリEnglishを使うのが無難だと思います。
(数ヶ月など期間を限定して、お金をかけない&緊張感をもつのが◎)
ちなみにリーディングは
- 難しそうな問題は飛ばす
- 解けそうな問題ガンガン解く
- ➡最後までマークする
というモチベーションを保てるように、スタディサプリ ENGLISH を使った場合でも必ず公式問題集で予行練習をしておくのをおすすめします。
最後になりますが、TOEIC700点は「英語をちゃんと勉強したい」と思った人が一番最初に目指すといい指標だと私は思います。
目安としては
- 英検2級取得者
- 大学受験経験者
などが次のステップに進むための足がかりになるイメージです。
TOEIC=英語力だとは全く思いませんが、やはりスコアというわかりやすい数字があるのでモチベーションが上がりやすい。
かつ世間的に認知度の高いテストなので「高得点」を取ることのメリットもあると思います。
繰り返しますが、700点は”試験対策”をきちんとして”勉強”すれば手の届く点数です。
(英検準1級よりも簡単)
500点や600点は、やればやるだけ伸びる時期だと思いますのでぜひ前向きに700点を目指してみてください。
当記事が少しでも参考になれば幸いです。
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