GR2で接写(マクロ)撮影するための設定方法【カメラ初心者向け】

今回の記事では、私が利用しているリコーのコンデジGR2を使って

  • 接写(マクロ)撮影する設定方法

をまとめておきたいと思います。

ちなみに私は

  • カメラそんなに詳しくない
  • GR2が初めて購入したカメラ

というカメラ素人ですので知識も浅く、専門的な難しい解説はできません。

でも旅行先で写真を撮れば撮るほど、GR2がどんどん好きになってしまって、もう2年以上ずっと旅のお供にしています。

なので私のように、カメラ初心者で何も知らずにGRを購入し

  • 被写体に近づいて写真が撮れない
  • ピントが全然合わない

と悩んでいる方に向けて、基本的な情報提供はできるかと思います。

ということで少しでも多くの方がGRをもっと好きになるような記事が書ければ、幸いです。

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目次

1、GR2のズームのやり方は?

まず最初に確認しておきたい点は

  • GRにはズーム機能がない

ということです。

GRというカメラは「28mm単焦点レンズ」!

つまり「28mm」という同じ焦点距離からしか撮影できないカメラなんです。

その代わりにクロップ機能というのがあります。

簡単に言うと、28mmで撮影した写真を切り取って

  • 35mm相当
  • 47mm相当

にしてくれる機能です。

説明や数字を見ても「よくわからん」と思うので、具体的に写真を用意してみました。

例えば、下の写真はすべて同じ位置から撮影した写真です。

f:id:eno1081:20190331114728j:plain

▲28mm相当(通常の焦点距離の設定で撮影した写真)

f:id:eno1081:20190331114733j:plain

▲35mm相当に設定を変えた写真

f:id:eno1081:20190331114735j:plain

▲47mm相当に設定を変えた写真

どうでしょうか?

同じ位置から撮影していますが、数字が大きくなるほど被写体に近づいてる(ように見える)と思います。

以上のように

  • GRの焦点距離は3段階に変えられる

とぜひ知っておきましょう。

(厳密には変わっているようにみえているだけなのですが)

このクロップ機能はGRを利用する上で、絶対に知っておきたい機能の1つです。

クロップ機能の設定方法は?

設定方法は簡単です。

  1. カメラの右中央にある「MENU」ボタンを押す
  2. 「クロップ」を選ぶ

それだけです。

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大きな数字を選ぶほど、ズームっぽくなるとざっくり考えればOKです。f:id:eno1081:20190407201513j:image

2、GRのマクロ設定をオンにする

次にGRで接写(マクロ)撮影をしたいときは必ず

  • マクロ設定をオンにする

のを忘れないようにしましょう。

やり方は簡単で

  • 「MENU」ボタンの上にある花マークを押す

だけです。

f:id:eno1081:20190407201549j:image

ただしマクロ設定には、条件が1つあります。

このマクロ設定は、モードが「オート」のときは利用することができません。

オートは本来カメラが自動的に様々な数値を調整して、初心者でも綺麗な写真を撮影できるようにしてくれるモードです。

でもオートは被写体に近づいて写真を撮影すると、ぼやけてうまく撮影することができません。

なのでマクロ撮影の際は、カメラの右上にあるダイヤルを

  • 緑のカメラマーク(オート)にしない

と覚えておきましょう。

f:id:eno1081:20190407201619j:image

3、GRのモードを「Av」にする

では、マクロ(接写)撮影する際には、どのモードにするのが一番良いのでしょうか?

おすすめのモードは

  • Av」(絞り優先)

です。

設定方法は簡単で、GRの右上のダイヤルを回して「Av」にするだけです。

f:id:eno1081:20190407201640j:image

4、F値を最小(2.8)にする

カメラのモードを「Av」にすると

  • F値を自分で調整できる

ようになります。

でもカメラ初心者の場合、そもそも

「F値ってなんやねん」

となるのが普通だと思います。

(私もそうでした)

なので簡単に

  • F値が小さくなると「背景ぼける」
  • F値が大きくなると「背景くっきり」

と覚えてしまうのがおすすめです。

つまりAvモードにすることで、自由自在に背景のぼかしを調整できるということです。

例えば、下の写真を見てください。

左背景にある花は、ぼやっとして見えますよね?

f:id:eno1081:20190331134940j:plain

▲F値を2.8(最小)にして撮影した写真。手前にある花が主役になります。

F値をぐっと10以上にすると、下のような写真になります。

f:id:eno1081:20190331134900j:plain

▲後ろの花がくっきりしているので、どの花が主役かわからない写真になっています。

背景をぼかすかぼかさないかは、個人の好みにもよると思います。

が一般的に、マクロ(接写)撮影のときは主役を目立たせるために

  • 背景をぼかしたい

という人が多いと思います。

なのでモードを「Av」にして、F値を自分で調整し

  • GR2の最小F値(2.8)にする

のがおすすめです。

GR2でF値を変更する方法

F値を変える方法は簡単です。

  1. ダイヤルを回して「Av」にする
  2. シャッター前にあるギザギザのダイヤルを回す
  3. F値を2.8にする

だけです。

f:id:eno1081:20190407201640j:imagef:id:eno1081:20190407201834j:image

これで基本的な設定は完了しました。

それでは以下、GRでマクロ(接写)撮影するための少し細かい設定を説明したいと思います。

5、「MF」でピントを合わせる

GR2でマクロ(近接)撮影をするときに知っておきたいのは

  • 最短撮影距離範囲は10cm

という点です。

なので、どんなに近づいてもカメラと被写体との間に10cm以上の間隔をあける必要があります。

※この点、新モデルであるGR3は最短接写距離が6㎝なので、より被写体に近づいて撮影できるようになっています。

なのでピントを合わせるための設定として

  • MF(マニュアルフォーカス)

があるのを知っておくと良いでしょう。

MFの設定方法は?

基本の設定方法は、以下のようなものです。

  1. 「MENU」ボタンを押す
  2. 「フォーカス」の「MF」を選択
  3. お花マークを押す
  4. シャッター前のダイヤルでピントの距離を調整

します。

f:id:eno1081:20190407201917j:imagef:id:eno1081:20190407201938j:imagef:id:eno1081:20190407201955j:image

これで被写体にぐっと接近したときに、ピントを合わせやすくなるはずです。

ただ設定が少し面倒なので私は普段

  • ピンポイントAF

にして撮影することの方が多いかもしれません。

宜しければ参考にしてください。

6、マイセッティングに登録すると楽

ちなみに以上のような設定を

  • 撮影するたびに調整するのは面倒

だと思いませんか?

GRの魅力は、こういった自分好みの設定を「マイセッティング」として登録することができる点です。

この機能を知っておくとGR2での撮影が非常に楽しくなるので、ぜひ活用してみてください。

f:id:eno1081:20190407202038j:image

※「マイセッティング」の方法は、また別の記事にまとめようと思います。

私は以上で説明したような設定を

  • MY1

に登録しています。

なのでダイヤルを合わせるだけで大まかな調整は完了しているので、すぐに被写体に近づいて接写できます。

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GRを楽しむなら「マイセッティング」機能は、絶対に知っておきたい魅力の1つなので、ぜひ活用してみてくださいね。

▲ちなみに私は上記の本でGRの設定や操作方法を学びました。参考までに。 

まとめ|GR2(Ⅱ)で接写(マクロ)撮影する方法

ということで今回の記事では

  • GR2で接写(マクロ)撮影する設定方法

についてまとめてみました。

ちなみにGRには「マクロコンバージョンレンズ」もあります。

価格も1万円前後と手ごろなので気になる方は購入してみても良いかもしれません。

ちなみに私の場合は風景を撮影するのが多いので

  • ワイドコンバージョンレンズは購入

しましたが、マクロのレンズは所有していません。

その代わりにマルミの「クローズアップレンズ」(49mm+4)を遊びのつもりで購入しました。

今まで説明した設定をすべて利用して、GR2の48mm相当でマクロ(接写)撮影します。

でも、これ以上近づくとピントが合いませんでした。

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そこでマルミの「クローズアップレンズ」(49mm+4)を使って、マクロ(接写)撮影をしてみます。

すると…

f:id:eno1081:20190331123051j:plain

もう少しだけ寄って撮影できました。

画質は落ちますが、値段も1000円しませんので、十分です(笑)

めちゃくちゃ軽いですし、ケースも付いています。f:id:eno1081:20190407202225j:image

GR用のアダプターを購入していれば簡単につけることができます。

f:id:eno1081:20190412204324j:image

宜しければ参考にしてください。

それでは最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございました!

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