ピアス穴で気絶したら要注意!「迷走神経反射」で3回倒れた女の体験談

コロナウイルスのワクチン接種時に倒れてしまう人が出たことで、ここ最近の知名度が少し上がったらしい

血管迷走神経反射

について今回は体験談から同じような症状で悩んでいる方に情報共有できる記事を書きたい、と思います。

というのも、私自身「迷走神経反射」で何度も倒れた経験がある女だからです。

ということで

  • ピアス穴あけて倒れて不安
  • 注射を打つと目の前が真っ暗
  • ワクチン接種(注射針)が心配

といった悩みをもっている方にとって、少しでも役に立つ記事に慣れば幸いです。

目次

最初の迷走神経反射!~ピアス穴あけてぶっ倒れる~

私が最初に迷走神経反射で倒れたのは、耳鼻科でピアス穴をあけたときでした。

両耳に小さな穴をあけるだけ、超スタンダードなピアス穴です。

特に心配せずに、パチっと一瞬で両耳に穴が空きました。

この時の私は

  • 割と平常心
  • 恐怖はあまりなかった

と記憶していますし、それほど痛みも感じませんでした。

が、お医者さんに「ありがとうございます」と伝えて、診察室を出てトコトコ歩き始めた途端。

視界が真っ暗になり、手足が動かなくなり、強烈な耳鳴りに襲われて…

バッターーーーン‼‼

それはもう見事に、絵に書いたように気絶しました。

幸い病院だったのですぐにベッドに運んでもらい、転倒時に頭を打つこともなく休憩することができました。

休んでいると徐々に視界が戻って、周りの声が聞こえるように。

このとき看護師さんに

「よくあるのよ、男性でも倒れちゃう人いるからね~」

と教えてもらったので、特に自分の症状を深く気にすることもありませんでした。

なぜなら

ピアス穴をあけることは今後もうないだろう)

と考えていたので、人生で一度きりの気絶だと思っていたのです。

(だが、しかし…)

気絶再び!~健康診断の採血でも倒れる~

耳鼻科で気絶したのを忘れていた頃、健康診断で

  • 採血

を行った際に、それはまた起こりました。

椅子の上に座っていて、注射針を見ることもなく、看護師さんの手際もよかったです。

子供の頃から何度か採血の経験はあったので(気絶した経験もありませんでしたし)特に心配もしていませんでした。

それなのに

「はい、終わりましたよ~」

という声でホッと息をついた瞬間、グラグラグラ~と眼の前が徐々に真っ暗に!!!

「あ……倒れ、る………」

とかなんとか告げながら、そのままズルズルと死体のように椅子から滑り落ちて見事にブラック・アウトしました。

異変に気づいた看護師さんが体を支えてくれたので、前回のように床の上にバッターンと気絶することはありませんでしたが

そのまま車椅子で運ばれて、再び病院のベッドへ。

このときの症状も

  • 視界が真っ暗になる
  • 大きな耳鳴りがする
  • 吐き気がする
  • 徐々に周りの音が聞こえなくなる
  • 手足の力が抜けて倒れる

ピアス穴をあけたときと全く同じでした。

少しだけ意識がある(運ばれている…と触覚で分かる)感じで、視界が回復した後も気持ち悪さが残っていました。

さすがに健康診断の採血で倒れる、とは想定していなかったので

これなんかヤバイ病気じゃないの???

とゾッとし、真剣に自分の症状を調べ始めて「迷走神経反射」という言葉を知ることになりました。

そして「針」が苦手なのだ、と完全に誤解

迷走神経反射を調べてみると、以下のような症状だとわかります。

ちなみに現在は、厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aページにも解説が増えていたので、引用しておきます。

失神とは、一時的に脳への血流が減少することで意識を失うことを指します。その原因として最も多いのが血管迷走神経反射によるものです。血管迷走神経反射では、様々な原因によって、副交感神経が活発になり、血圧の低下、脈拍の減少などが生じます。睡眠不足や疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに、血管迷走神経反射は起こりやすくなります。失神する前に、通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴います。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで治るので、特に健康上大きな問題になることはありませんが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要です。

新型コロナワクチンQ&A

簡単に情報を要約すると

  • 睡眠不足
  • 疲れ
  • 痛み
  • 緊張
  • ストレス

が原因で起こりやすくなる症状なのだそうです。

何か怖い病気というわけではなく、横になって休めば治るので健康上の大きな問題になるものではないそうです。

しっかりと食事をとるのも対策になるようです。

ちなみに迷走神経反射の原因は様々なようで、腹痛などでも同じ症状を起こす方もいるようでした。

ちなみに「迷走神経反射」は「痛み」がきっかけで起きるので「注射」に原因が限定される症状ではないそうです。

が、当時の私は二回とも

針が原因だった

ので、注射(針)以外は特に警戒しなくても大丈夫と勘違いしてしまったんです。

さらに厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aページにも

また、ワクチン接種や採血の時に、血管迷走神経反射が起こり、気分が悪くなったり失神等を起こしたことがある方は、予診の際にその事を伝え、横たわって接種を受けたり、接種後は30分程度様子を見るなどの対策を取りましょう。

と書いてあるように

  • 横になって摂取する

ことで、症状は軽くなるということもわかりました。

なので、楽観視して「注射に気をつければ大丈夫」と誤解してしまったんです。

そんな私が3回目に倒れた場所は、なんと自宅の台所でした…(続く)

包丁で指を切って倒れる~ここは冷たい床の上~

それは日常のほんの些細な一コマでした。

スーパーで安売りされていたパイナップルを包丁で「えいやっ」と豪快にさばいていた時に、事件は起こります。

そう、サクッ☆と指を包丁で切ってしまったのです。

思ったより深く切ってしまったのか、血がダラダラと流れてきて。

「あ、しまった」

と悠長に考えていたら、徐々に視界が暗くなって強烈な耳鳴りと襲い来る吐き気が…

これはヤバイ!!!

と悟ったときにはもう遅かったです。

見事にズルズルと台所に崩れ落ちてそのまま冷たい床の上にドターーーーンと転がり落ちました。

このとき地味に一番つらかったのが

誰も助けに来ない

っていう点でした。

ベッドに運んでくれる看護師さんもいないので、一人孤独を噛み締めながら冷たい床の上で倒れることに。

(意識が正常に戻っても、頭をあげるとすぐに視界が真っ暗になってしまうので)

結局、30分近く床の上で倒れていました。

回復したときには指から流れていた血は乾いていて、ケガがきっかけで起きた迷走神経反射の症状の方が圧倒的に重く、なんとも言えない気持ちになりました。

結論!予測できない「転倒」が一番怖い

これを機に、私は

「迷走神経反射」って怖いな……

と真剣に考えるようになりました。

というのも注射なら予測できますし、環境を整える(予め横になる)ことができますが

  • 怪我
  • 病気(による痛み)

予測不可能じゃないですか?

で、転倒した時にですよ、もしそれが家ではなく外出中で

  • 線路に落ちる
  • 車道に飛び込む
  • 突起物に頭を打つ

とか、大きな二次被害につながる環境だった場合、大惨事になりかねませんよね。

逆に言えば、自分が

  • 迷走神経反射を起こしやすい

と知っていれば、不意な怪我や痛みの際に

  • しゃがみ込む
  • 横になる
  • 周りに助けを求める
  • 倒れても大丈夫な場所に避難

といった対策がとれるようになるかと思います。

その意味でも「迷走神経反射」というものが存在するということを知っておくだけで、リスク回避につながる人もいるかと思います。

また、特に私のようにピアス穴をあけて倒れた経験がある方は、ピアスだけでなく注射や包丁によるケガなど、他の場面でも同じことが起きるかもしれないと知っておくと良い気がします。

あくまで私自身の経験ではありますが

  • 一度倒れてから何度も起こるようになった

ので(昔は注射で倒れることなんてなかった)一度でも経験がある方は、注射は横になって打たせてもらうなど対策するのがおすすめです。

迷走神経反射になりやすい私のワクチン接種

これまでの経験から迷走神経反射になりやすいと考えていたので、当然

  • コロナワクチン接種

も倒れるのでは、という不安がありました。

ですが結果としては、摂取前に事情を説明する(倒れやすい体質である)ことで、ベッドで横になって摂取することができ、2回とも倒れることもありませんでした。

また、注射針は絶対に見ず、横になって15分以上ゆっくりと待機しました。

また摂取する前に

  • 水分補給(ポカリなど飲む)
  • 前日はよく寝る
  • 過度な運動は控える

など、対策をしてもいいかもしれません。

ちなみに迷走神経反射は起きなかったのですが、ファイザー2度目の摂取時に高熱(39度以上)が出てしまい、かなり辛かったです。

モデルナと比較するとファイザーは高熱は出にくいと言われていますが、念の為に

  • スポーツドリンク
  • ウィダーインゼリー
  • 氷枕
  • 冷えピタ
  • 解熱剤

などは、きちんと用意しておくことを強くオススメします。

体調管理のために残していた記録。摂取から24時間経過~3日目の朝までが辛さのピークでした。

薬局では解熱剤や冷えピタが売り切れてることもあるようなので、当日前に用意しておくのがおすすめです。

まとめ|迷走神経反射を「知っておく」だけでも気がラクになる

ということで今回は、自分自身の迷走神経反射経験談をサクッとまとめておきました。

  • ピアス
  • 注射針
  • 包丁

など色々な要因があるかもしれませんが(ケガ以外にも腹痛や生理が原因になることもあるらしい)とりあえず「迷走神経反射」というものが存在すると知るだけでも、気が楽になったり対策ができる人もいると思います。

今回、コロナワクチン接種の流れで「迷走神経反射」について初めて知った人も多いと思います。

自分の体に起こることを知っているだけで安心に繋がりますよね。

私自身、最初に起きたときが原因がわからず、注射で倒れたときも「悪い病気なのでは…」とかなり不安になりました。

が、迷走神経反射自体は横になっていれば自然と治るので、その点は安心して大丈夫のようです。

(ただ回復した後も吐き気、頭痛など症状をしばらく引きずるので起きないほうがいい…)

あと、個人的には倒れたときの

  • 二次被害

の方が怖い気がします(変な場所に気絶して頭を打つ、ケガをするなど)

余裕がない場合もあるかもしれませんが、無理せずにすぐに横になったり、頭を低くするという意識はもってもいい気がします。

当てはまる方はあまりいないかもしれませんが、同じような方がたまたま当記事見つけて少しでも参考になれば、幸いです。

それでは最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

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