スタディサプリTOEICの効果なし?140時間やって10点しかスコア伸びなかった挫折談

巷で有名なTOEIC学習系のアプリに
- スタディサプリイングリッシュ
というのがあります。
以前から「これは使えそうだ」と目を付けていたので、2か月使い込んでTOEIC900点を目指して勉強してみました。
今までの最高点数は、840点。
何年もこんな感じで、スコアが全く伸びずに放置していました。
しかしコロナで旅行にも行けず、この期間に勉強を前向きにやっておこうと考えたのです。
ということで、久々に本気のTOEIC受験!
「スコアをぐんと伸ばすんだ」と意気込んで勉強した結果
新記録達成
いやいやいやいや~~~い10点しか伸びてないやないか~~~い
(ビシッ)
という感じで一人ツッコミ炸裂して頭抱えてたんですが、あまり落ち込んでいても仕方ないですよね。
スタディサプリTOEICの口コミは、ネット上に沢山あります。
が
- デメリット
- スコア変わらなかった
- 使いこなせなかった人
の口コミは、あまり書かれていない気がします。
参考にならない可能性大ですが、実際にスタディサプリTOEIC140時間以上使ったけど10点しかスコア伸びなかった残念な人間の体験談をまとめておきますね。
英語学習の反面教師にしていただければ、幸いです。
1. リスニングだけに100時間以上かけた
TOEICで900点を超えるための第一条件は
- リスニングでほぼ満点
です。
今まで出会ったことある900点超えてる人は、ほぼ全員リスニング満点近い点数でした。
最低でも470点リスニングでとれないとハイスコア厳しい、というのが分析結果。
リーディングはリスニングより平均点も低く、450点超えるのはなかなか厳しいのです。
でも私はリスニングが
クソほど苦手
聴覚器官に英語をスルーするバグが起きてるんじゃないかっていうくらい苦手なんです。
そんな私のリスニング最高点は420点。
ここからリスニングをあと50点あげようと心に誓い、とりあえずスタディサプリTOEICの
- Part3
- Part4
の問題だけをひたすら100時間解き続けました。
具体的には
- 実践問題集20回分
を全部解いて、間違えた問題は再度やり直しました。
ディクテーションもすべてやり切り、聞き取れないパッセージは繰り返し聞きました。
これが割と大変で(特にPart3&Part4)ディクテーションをやりながら、力が付きそうだという手ごたえもありました。
スタディサプリTOEICは、贔屓目なく
- リスニングの勉強はしやすい
と思います。
明らかにリスニングに対する抵抗が減りました。
TEPPAN単語という単語帳コンテンツも全部満点の状態に。
(よっしゃ~!これで対策は完璧だぜ~~!)
とノリノリで、リスニング問題もかなり解けるようになったと思い込んでいました。
が、結果はリスニング440点。
目標だった450点越えは、達成できませんでした。
420点から440点に、リスニングが20点アップしたという前向きな考え方もできます。
でも、模試24回分(スタディサプリTOEIC+公式問題集2冊)のリスニング問題を解いて20点アップというのは、なかなか厳しい現実だなというのが正直な気持ちです(悲しい瞳)
2. リーディングの勉強しにくい
加えて、スタディサプリTOEICは
- リーディングの勉強
がしにくいです。
普通に書籍で問題を解いた方が、本番の形式に近いですし解説も充実していると思います。
Part5と6はまだ良いとして
- Part7
の勉強には全くおすすめできないです。
問題文をタッチして開閉しないといけないのが欠点で、紙面と比較すると圧倒的に読みにくいです。
書籍のように開いて、全体を見れないのは大きなデメリットです。
ただ
- 音声
もついてるので、復習する際に耳で聞けるのは利点だと思います。
公式問題集は奇麗に使えば、メルカリなどで簡単に売れるのでお金の負担になりません。
なので書籍で勉強した方がコスパ良く、より本番に近い形で演習を積むことができるような気がしました。
3. スマホ使うから誘惑が多い
あとは情けない話なのですが、スマホを使って勉強するので
誘惑が多い
です。
例えば、ふっと疲れてアプリを閉じて気づいたらYouTubeを見てしまうとか。
アプリなので
- 隙間学習
- 通勤時間
などを有効活用できるのは利点ですし、寝ながらゴロゴロ勉強できるのも魅了です。
が
気づいたら爆睡してる
ということも何度かありました。
すごく情けない話になるのですが、結局ツールではなくそれを使う人間の
- 勤勉さ
- 真面目さ
- 継続の意思
などがあってこそ、結果が出るのだと思います。
自制心に乏しい人や、スマホを触ってると別のことをしてしまう人は気を付けた方がいいと思います。
4. 必ず公式問題集は追加で必要になる
スタディサプリTOEICには
- 模試20回分
のコンテンツが入っています。
ですが、1問1問復習していくので問題を一気に解くというスタイルではありません。
しかしTOEICは全問解くときの時間配分がすごく重要なテストです。
なので公式問題集を購入して、自分で時間を測って本番同様に練習する必要があると思います。
私は
- 公式問題集2冊
を試験2週間前から解きました。
時間を時計で測り、マークシートを使って模試同様に。
リーディングは時間内に終える必要があるので、時間配分も細かく決めていました。
復習はガッツリ、二度目は満点とれるくらいに精読静聴。
アプリはスキマ時間の学習にはおすすめですが
- 集中力が切れやすい
- 問題をまとめて解く練習できない
のは、大きなデメリットだと思います。
それをカバーするために公式問題集を使った演習は必須ですし、スタディサプリTOEICだけでは本番の時間配分がうまくいかないと思います。
またマーク慣れするという意味で、きちんとマークシートをコピーしてセルフ模試を行った方が、本番で失敗しにくいと考えました。
5. スマホの容量重くなりがち
もう一つ気になったのが、容量です。
利用していて、スマホが重くなるのもデメリットだと思いました。
なので外ではなく、ほぼ自宅でWiFi利用でした。
この点は、スマホのスペックやネット環境によってかなり異なると思います。
重くなるのでダウンロードしたデータは、問題を解いたら小まめに管理画面から消去していました。
これ知ってるだけで、大分快適に使えると思います。
見落としている方がいたら、参考にしてください。
6. スタディサプリTOEICのメリットは?
という感じでデメリットを上げていきましたが、利点も多くありました。
具体的には
- 気軽に勉強
- 寝ながら学習
- スキマ時間有効活用
- リスニング勉強しやすい
という感じです。
リスニングの勉強がラクになるというのが、最大のメリットです。
特にディクテーション機能と録音機能が付いてるのが、大きいですね。
自分が苦手な単語や発音などを、把握するのに大変役立ちました。
逆に言えば
- リスニングが既に得意な人
- 450点リスニング超えてる人
は、利用するメリットはないかもしれません。
寝ながら勉強できるので、継続のハードルが低くて寝る前などにもサッと学習できるのも大きな利点でした。
あと
- 関先生の講座動画
が、凄く良かったです。
これはめちゃくちゃ良くて面白いので、正解だった問題も含めて1.5倍速で全部見ました。
もう一つは
- 勉強時間の記録
です。
自動的に勉強時間を記録してくれるので、客観的にどれだけ勉強したのか振り返ることができました。
この数字を見ていて、私は今まで「5時間勉強した」と思っていても
途中でおやつ食べたり
マンガ読みだしたり
お茶入れ出したり
昼寝したり
かなりサボってたんだな…と、反省しました。
今回アプリで記録をとってみて、いかに自分が集中して英語勉強していないか悟った気がします。
(今更感)
あと時間を記録するのは、一番モチベーション上がる勉強方法かもしれませんね。
ゲームのレベルアップみたいに楽しめるのは大きな利点です。
また、勉強時間に関しては、以下のブログ記事も参考にしてモチベーションを上げました。
飽き性の私がきちんと継続勉強できた点でも、当アプリを利用した価値はあったかなと思っています。
7. スタディサプリTOEIC効果でなかった側の人間として
こんな感じで色々と書きましたが、結局10点しかスコア伸びてないんですよね。
今回の反省点として
- リスニング量
に拘り過ぎて、実践模試を大量に解くことばかり考えたのは良くなかった気がします。
もっと
- 同じものを何度も聴く
という勉強の方が、リスニング学習には効果があったかもしれません。
聞く回数を増やして、真似して覚えるくらい同じ文章を聞き込む方が良いのでしょうか。
(だけど、飽きて続かない気もする)
また、今回はリスニングを重視したこともあり、リーディングは昔よりスコア下がってしまいました(過去最高点は440点⇒今回は410点)
以前より英語を読む機会が失われているので、日々の習慣や積み重ねは大事なんだなと感じました。
もうずっと
800点台沼
に落ちてゴポゴポ溺れてる感じなのですが、果たして抜け出せる日は来るのでしょうか…?
やはり
- 900点の壁
を超えるには、プラスαの努力や確かな英語力が必要なのかもしれません。
スタディサプリTOEICが悪いというより、私自身の実力がまだまだなんだな…と痛感する気持ちです。
8. スタディサプリTOEICで効果出そうな人
スタディサプリTOEICを150時間近く利用してみた感想としては
- TOEIC600点台
の人に、すごくおすすめしたいですね。
600点台は伸びしろありなので、勉強すればするだけガンガン伸びると思います。
期間を限定してリスニングに集中するだけで、700点は超えられる気がします。
あと
- TOEIC700点台
で、リスニングが苦手な人にもおすすめしたいです。
リスニングが300点台の人は、きちんとコンテンツを終わらせれば400点は超えられるようになると思います。
ただし講座の内容が、やや中級者向けなので
- TOEIC500点未満
の人が利用するのは、辛いかもしれません。
※500点未満でも継続力の高い人や、英語への意欲が高い人にはおすすめです。勉強の習慣がない場合は文法講座もコンテンツ量が多く、途中で投げ出してしまう可能性ある気がします。
繰り返しますが、リーディング対策にはあまりおすすめできません。
500点未満で文法に悩んでる人は、以下の参考書読んだ方がわかりやすい気がします。
Part5とPart6が苦手な人は、特急シリーズを買い込む方が安上がりです。
1冊700円くらいの値段で、軽くて持ち運びもしやすいです。
700点の壁を超えたいという人には、こちらのテクニック本も有用です。
まとめ|スタディサプリTOEICもうちょっとだけ使う予定
ということで、今回はスタディサプリTOEICを約2か月140時間やって
- TOEICのスコア10点上がった
という話でした。
何とも、悲しい結果となってしまいました。
言い訳がましいのですが、直前に公式問題集を解いて
- リスニングできるようになった
という喜びもあったんです。
TOEICのリスニングは3~5問ミスの範囲で満点が出るように調整されるとのこと。
練習でこの正答率なら「リスニング450点は超えられる」と確信していました。
明らかに以前よりできると思ったので
(すごい!スタディサプリTOEICのお陰だ~~~!)
ってCMのように浮かれてたんですが、本番は撃沈でしたね。
緊張して会話が飛んでしまう(「わからない」と思った瞬間に焦って、その後の英文もすべて聞き取れなくなる自滅パターンが多い)というのも敗因かもしれません。
試験終わったときの目が死んでいて、完全に灰になった人って感じでした。
グチグチ言い訳するのも見苦しいので、実力を真摯に受け止めて次に進んでいけたらと思います。
とりあえずスタディサプリのPart7関連の実践問題を残しているので全部やってから、スパッと解約する予定です。
リスニングの習慣は絶やさずに、勉強を続けたいと思います。
公式問題集も追加2冊ほどやって、悔しいのでもう1回試験チャレンジしてみようと思います。
スタディサプリTOEICに関しては一応、過去最高点は取れたので
- 効果はある
と言えるとは思います。
ただし、900点超えるための秘密道具というのは厳しいかも。
実際、スタディサプリTOEICを利用した独学で900点超えてる人もいると思います。
が、多分めっちゃ勉強してます。
ツールの力じゃなくて本当にその人の努力能力実力、と尊敬する気持ちしかありません。
ということで単なる反省記のようになってしまいましたが、同じようにTOEIC学習している人の参考になれば幸いです。
それでは最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
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