大学生に「東南アジア周遊」より「ヨーロッパ周遊」をおすすめする理由
今回の記事では、今まさに大学生で
- 東南アジア周遊しようかな…
と考えている人に向けて
どうせなら
ヨーロッパ周遊しちゃえば?
という割と無責任なメッセージを送りたいと思います。
「ヨーロッパ周遊」に対して
- 超お金かかりそう
- 個人旅行は難しそう
- 老後に行けばいいか…
と思っている大学生、きっと多いはずです。
かという私も学生時代
個人旅行でヨーロッパ周遊は無理だ…
そもそも海外経験もないしさ…
と諦めたことがありました。
でもどうしても諦めきれなくて、そのあとお金と時間を作って自力でギリギリ周遊してみたんです。
そしたら思った以上に
周遊しやすい
って思ったんですね、すごく楽しいし。
なのでこの記事では、昔の自分にメッセージを送るつもりでヨーロッパ周遊のプレゼンを学生向けにしたいと思います。
一人でも多くの大学生が
ヨーロッパ周遊してみようかな
と前向きに考えるきっかけになれば幸いです。
1、社会人になる「ヨーロッパ」はなかなか行けない
まず最初に
- 社会人になるとヨーロッパになかなか行けない
と強調しておきます。
多くの大学生は夏休み、1か月以上の休みがあり自分で自由に時間を使うことができますよね。
でも一度就職してしまえば、なかなかそんな時間を作ることはできません。
確かに、東南アジアは
- 日本から近い
- 費用が安い
- ハードルも低い
という印象があり、学生時代の思い出にバックパッカー旅行に選びやすい旅行地といえるでしょう。
でも東南アジアって
- 社会人になってからでも、割と簡単に行ける
んですよね。
仮に4日間休みがあれば、ベトナム、カンボジア、タイ、フィリピン、インドネシア…
どこにだって、ささっとLCCに乗って誰だって旅行できます。
それこそ今の時代、航空券が安いので
- 国内旅行に出かける感覚
です。
社会人になってからも、ふらっと東南アジア旅行は出かけられるんですよ。
でも、ヨーロッパは違います。
どうしてもフライト時間が長いので、ぎゅっと予定を詰め込んでも
- 最低1週間
ヨーロッパ旅行するには絶対に、時間が必要になります。
(1週間でも超ギリギリ1、2か国)
なので時間がある学生のうちに、できれば足を運ぶことを強くおすすめします。
2、ヨーロッパは「周遊」のハードルが低い
そのうえで指摘したいのが、あまり知られていない
- ヨーロッパ周遊のハードルの低さ
なんです。
個人的には東南アジアを周遊するよりも、ずっと楽だと思いました。
主な理由は
- 出入国審査なしで自由に行き来できる
- 交通インフラが整っている
この2つです。
以下、少し説明したいと思います。
1、出入国審査なしで自由に行き来できる
ヨーロッパ周遊の最大の魅力は、各国の移動を
- 出入国審査なしで自由に行き来できる
という点です。
わかりやすく言えば、京都から大阪に移動するような感覚で、別の国に移動できます。
パスポートにスタンプを押す必要もありません。
日本国内の県境を移動するような感覚で列車やバスに乗って、国境を渡れます。
ヨーロッパは
- ものすごく気軽に沢山の国を巡れる
本当に、そういうエリアなんですよ。
ちなみにこれは、東南アジア周遊では絶対に無理ですね。
飛行機に乗って出国手続きと入国手続き…国によっては「帰りのチケットはあるか」と聞かれたり、荷物の検査も長く時間がかかったり。
気軽にさっと、まるで県境のように国境を超えられる。
この感覚は、東南アジア諸国にはないでしょう。
でも、考えてみてください。
この状況がずっと続く保証はどこにもないんですよ。
いつEUが解体するかはわかりませんし、私たちが老後にのんびりヨーロッパ周遊しようとしても状況が変わっている可能性はあります。
なので
- ヨーロッパ旅行は歳を取ってから…
なんて先延ばしにする理由はどこにもない。
むしろ欧州何か国も一気に周遊するなんて、体力がある若いうちの方が絶対いいですよ。
2、交通インフラの充実度が高い
もう1つヨーロッパ周遊のしやすさは
- 高速バス
- 列車
- 飛行機
といった移動手段の充実度、そして安さに理由があります。
例えば、高速バス。
FLIXBUSという有名な高速バスがありまして、このバスに乗れば大体どの国のどの場所にも行けます。
このバスすごいのは
- 路線がめちゃくちゃ多い
ので、ヨーロッパ中を隈なく走ってるんですよ。
もちろん、列車を利用して周遊するのもOKです。
というヨーロッパ周遊パスを購入して、高速バスよりも手軽にヨーロッパ列車旅行を楽しむこともできると思います。
もちろん、飛行機を利用して移動するのもOKです。
繰り返しますが東南アジア周遊は、ヨーロッパと違って、列車や高速バスを利用して、「陸移動」で周遊というのはハードル高めです。
島国も多いですし、仮に陸続きでも国境付近の治安は良くないと言われがちですからね。
「ヨーロッパ周遊」
これは何も、カッコつけて「周遊」と言葉をくっつけているわけではないんです。
ヨーロッパは本当に「周遊」して旅行するのが簡単なそういうエリアなんです。
3、ヨーロッパは「周遊」するのが一番コスパ良い
次に強調したいのが
- ヨーロッパは「周遊」が案外コスパが良い
という事実です。
例えば某旅行会社で、ヨーロッパ旅行の1か国周遊プランを見ると
- 当然のように20万~30万の旅費
が、かかったりしますよね?
でも実は1か国も数か国も、結局同じくらい旅費で、旅行手配するのが可能なんです。
なぜかというと
- 一番高いのは日本からヨーロッパに渡る航空券だから
ヨーロッパは隣国間の移動なんて、バスで数千円という値段です。
飛行機乗っても、片道数千円で済みます。
▲気になる方は「グーグルフライト」で「出発地:ロンドン」「行き先:ヨーロッパ」という感じで、適当に片道検索してみてください。
だったら一度のヨーロッパ旅行で、何か国も行った方が得だと思いませんか?
一度の渡航でヨーロッパを数か国巡るほど、交通費が浮き、お得に旅行ができる。
仮、にですよ。
- 日本~フランス1週間
- 日本~ベルギー1週間
- 日本~イタリア1週間
と別々に訪問したら、どうなるでしょうか?
日本~ヨーロッパの航空券代金(約10万円)が3回分必要になりますよね?
しかも、移動で飛行機乗る度に4日はロスするので、観光時間も短くなります。
でもまとめて周遊しちゃえば、1回分の日本~ヨーロッパの往復航空券ですみますし、移動日だって少なくて済みます。
社会人は、わかっていてもこれが難しい。
どうしてもまとまった休みがとりにくいから、です。
でも、大学生は違います!
時間的に
1か月余裕でヨーロッパ滞在できちゃいます。
バイタリティと節約する工夫、ネットを利用し自分で情報を取得する力さえあれば、5か国いや10か国以上、余裕でいけると思います。
別に世界一周みたいに休学なんてする必要もない、夏季休暇で十分です。
4、旅行に対する悔いがなくなる
突然ですが、人間が死ぬ前に後悔することの1つに
- もっと旅行に行けばよかった…
という心残りが多いようです。
この点に関しても、学生のうちに思い切ってヨーロッパ周遊しちゃえば、たぶん悔いがそんなになくなると思うんですよね。
東南アジア周遊は、逆だと思います。
誤解がないように強調すると東南アジア周遊も、絶対に楽しいんですよ。
でも、東南アジア周遊できちゃうほどの行動力とバイタリティが自分にあるんだとわかったら
う~わ~
ヨーロッパも行きてぇ……
って欲が出ると思うんです。
だからこそ学生のうちにバイトで少し頑張ってお金貯めて、思い切ってヨーロッパ周遊してしまえば
俺、すげぇ旅したな…
って気分に浸れると思います。
あとは社会人になって時間見つけながら、ちょこちょこ東南アジア制覇もしちゃえばいいんですよ。
5、英語の勉強にもなる
東南アジア旅行は確かに
- 日本人の旅行者も多い
- 日本語が通じる宿もある
というハードルの低さもあるでしょう。
でも逆に考えれば、ヨーロッパ周遊は日本語を全く使わずに旅行したという自信につながりやすいと思います。
ヨーロッパは
- 基本的にどの国も英語が伝わりやすい
そういう地域です。
大学生のうちに英語を勉強して、お金をためて、ぱっと夏休みに一度ヨーロッパ周遊してしまう。
机にしがみついてガリガリTOEIC勉強するのもアリですが、せっかくなら実際に旅行で英語を使ってみたほうが楽しいと思いますよ。
最低限
- 英検2級
- TOEIC600~
の知識があり、旅行前にオンライン英会話をちょいとやって慣れておけば大丈夫かなとは思います。
6、ヨーロッパの夏は1日が長い
ちなみにヨーロッパを大学生のうちに周遊するのであれば
- 絶対に夏がおすすめ
です。
理由はヨーロッパは夏だと、夜までずっと明るいから。
21時を過ぎても外は明るいような状態なので、長い時間観光できます。
夏なら荷物も少なくて済みますし、青空いっぱいで美しい景色もたくさん見れると思いますし、大学生なら時間も作りやすい時期だと思います。
で、仮にもしお金と時間に余裕があれば
春(3月)になってから
東南アジア周遊もしちゃえばいいんです。
金かき集めて、ばっと飛行機乗って行っちゃえばいいんですよ。
ちなみに3月はカンボジアやフィリピン、ベトナムなど東南アジアのベストシーズン(乾季)です。
つまり
- ヨーロッパ周遊のベストシーズン(夏休み)
- 東南アジア周遊のベストシーズン(春休み)
と考えて、上手に貯金をしたり、計画を練るのがおすすめということです。
7、とりあえず30万円ためれば5か国は行ける
最後に具体的な旅費に関しては
- 周遊する国
- 滞在期間
- 利用する交通機関
によって大きく異なると思います。
仮にゲストハウスを渡り歩き自炊を心掛けると仮定し、物価の高い北欧やスイスを避けたときの見積もり案として提示しておくと
- 往復航空券(日本~)10万円
- 宿代3000円×泊数分+1万
- 食費2500円×日数分+1万
ここに各都市や国を回るための交通費や観光費用をプラスして、ざっと見積もるとよいかと思います。
※あくまでアバウトな考え方なので、責任は負いかねますが。
するとざっくりですが
- 14泊|約20万~
- 21泊|約25万~
- 1か月|約30万~
という費用から、節約バックパッカー旅行は可能になると思います。
なので、ざっくりヨーロッパ周遊を目標に今からバイトで稼ぐなら、30万円でしょうか。
1週間~10日間という旅行であれば、各旅行会社のツアーを利用した方がお得かもしれません。
※行き先やプランによるので、要チェックです。
ただ2週間以上旅行するなら、絶対フリーで行った方が得ですし、上手に国を組み合わせて好きな国を5か国ほど回った方が、満足度も高いと思います。
節約方法や航空券の取得に関しては、以下の記事を参考にしてください。
まとめ|大学生に「東南アジア周遊」より「ヨーロッパ周遊」おすすめする理由
ということで今回の記事では
- 大学生のうちにヨーロッパ周遊しちゃえば?
という記事でした。
(ただ経済状況は、本当に学生によって様々ですから、無理強いはできませんけどね)
あとは無理して事件に巻き込まれても責任はとれないので、きちんとネットで情報収集はしましょうね。
まとめるとヨーロッパ周遊は
- 大学生の時間を活かそう
- ヨーロッパは周遊のハードル低い
- 旅行に対する悔いがなくなる
- 各国への移動費は安い
- 列車・バス・飛行機が充実
- 英語の勉強にもなる
- 夏休みがベストシーズン
といった内容でした。
あと、学割で美術館とか安く入れたりするので、本当に学生は得しかないですよ。
ユーレイルパスもユースで安いですし。
あと1つ注意点としては
- マイルを貯める
つもりでクレジットカードを作っておくと良いかもしれません。
友人が2度学生の間にヨーロッパ周遊をしているんですが、その時からずっとマイル貯めていて、今ではヨーロッパ往復分のマイルを所有しているそうです。
私は何も考えていなかったので、馬鹿じゃん…と思いました。
ちなみに大学生が海外旅行用にクレジットカードを作るなら
がイチオシです。
ゴールドカードと同じくらいの海外旅行保険が付いてくるのですが、26歳未満なら無料で利用できます。
とてもお得なカードなので、気になる方は下記事も参考にしてください。
またヨーロッパ周遊の治安や女性の一人旅に関してもまとめました。
気になる方は、下の記事を参考にしてください。
ちなみに治安が良い場所を選びたいなら、中欧がおすすめです。
ゴミも少なく物価も安いですよ。
もしほかに
- ヨーロッパ周遊について知りたい
- 周遊ルートの相談がしたい
ということがあれば、当ブログのお問い合わせをご利用ください。
私が訪問したことのある国でしたら、いくらでもアドバイスは可能です。
「こういう記事が求められているんだな」という気付きにもなりますので、参考にさせていただきます。
それでは最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
コメント