女一人旅のポーランド*知らないのは損!?実際に旅行して感じた魅力5つ
突然ですが皆さんは心の底から、ポーランドに行きたいと人生で思ったことはありますか?
私は正直「ポーランド行きたい!」って欲望をもっている人に、あまり会ったことがありません。
ヨーロッパ旅行っていうと
- フランス
- イタリア
- スペイン
- イギリス
が圧倒的に人気で、時点でオランダやベルギーやスイスやオーストリアやチェコ…などはよく聞きます。
そういった国と比較するとぶっちゃけ
ポーランドって忘れられてません?
ポーランド?
あ、そんな国ありましたね(笑)的な。
悲しいけれど、それもそのはず。
地図で確認してみるとポーランドは、他の国とのアクセスもそれほど良いとは言えない位置にあるのがわかります。
そのうえポーランドには、大きな美術館があるわけでもなく、有名な絵画があるわけでもなく、世界史の中であまり大きく扱われる国でもありません。
でも、あえて言いたい。
私は、そんなポーランドが、大好きなんだっ!!!
ということで前置き長くなりましたが、一人でも多くの日本人をポーランド観光に誘うべく、記事を書きたいと思います。
これからヨーロッパに旅行される方が
「え♡ポーランド旅行ありかも」
と思える記事を書ければ、幸いです。
1、世界「初」の世界遺産!旧首都クラクフが素敵
まずお伝えしたいのが、ポーランド観光の中心になる旧首都クラクフの魅力です。
クラクフ歴史地区は、1978年に登録されたたった12個の世界最初の世界遺産の1つになります。
この街は11世紀から17世紀まで、ワルシャワに首都が遷都するまで600年もの間、ポーランド王国の中心地だったんですよ。
なので別名
- ポーランドの京都
なんて日本では呼ばれたりもします。
そしてこの呼び名は大げさではなく、クラクフは観光地としてかなり洗練された街ということを、ぜひ多くの方に知ってほしい。
具体的に何が素晴らしいかって、街の雰囲気がっ!
私は夜にクラクフに到着して、街歩きをしたのですが歴史地区に足を運んだ瞬間、その空気感に飲み込まれて
な、なんだ、この素敵過ぎる街は…
とまるで、恋に落ちるように魅了されてしまいました。
なんていうか
ドストライクだった。
とても活気がある広場に、白馬の馬車がカツカツと音を立てて走っています。
沢山の人が集うなか、お祭りのように絶え間なく音楽が奏でられ、きらきらと光が零れていました。
ヨーロッパ20都市以上回った中で、魅力的な街は沢山ありました。
でも、その中でも1つだけおすすめする街を選ぶとしたら
- クラクフすごくいいよ
と、私は即答すると思います。
教会も素敵だし
お土産にも困らないし
他にも世界遺産(ヴィエリチカ岩塩坑)に行けるし
▲ちなみにこれは全部岩塩できてます。ちなみにこの岩塩抗も世界最初の世界遺産の1つで、ポーランドはクラクフ歴史地区とここと合わせて2カ所、選ばれたんですね。
旅の満足度がかなり高いのでクラクフだけの旅行でも楽しいと思います。
またクラクフに関しては、別途記事を書く予定なので、そちらを参考にしてほしいです。
2、ヨーロッパの中でも物価が安い
これもすごく良いなと思った点なのですがポーランドは
- 物価が安い
のが超魅力です。
ヨーロッパ旅行ってお金かかるイメージじゃないですか?
でもポーランドなら大丈夫!
- 水(1.75ズルチ)約52円
- バス(8ズルチ)約240円
というくらいの安さです。大体、水の値段で物価は想像つくかなと思います。
宿の値段も比較的安価だと思います。
なのでバックパッカー旅行などをしたい学生さんも
- ポーランドで旅費を安く済ます
というのは十分ありだと思います。
また、私がポーランドで知り合ったアジア人の中には
- 「1か月かけてポーランド1周してる」
という方もいらっしゃいました。なので旅費を節約したい方にも超オススメです。
3、ポーランド料理が割と美味しい
ポーランド旅行を強くおすすめする、もう1つの理由は
- ポーランド料理が美味しかった
という点です。
なんかね、もちもちしてる料理が多いんです。あと煮込み料理。
(語彙力がなくて申し訳ないですが)
物価安いので
- ちょっと高そうな店に入っても、大丈夫
すごく美味しいうえに、安くレストランで料理を食べれます!
他の国なら倍以上取られるだろうなと思いながら、ポーランドでは外食しまくりました。
▲ビールの飲んで30ズルチ(955円)でした。これはめちゃくちゃ美味しかったです。日本だったらかなり高そうな味でした。
▲ビール飲んで43ズルチ(約1290円)でした。高級そうなお店でした。肉ともちもちの組み合わせに衝撃を受け、なおかつ美味しくてびっくりしました。これも激うまでした。
旅費を節約できて、かつ美味しいものも食べられる。
ほんと素晴らしいな、と感動しました。
4、アウシュビッツ収容所に行く意味とは?
ポーランドの旧首都クラクフは、街が世界遺産なだけではありません。
街からバスで片道1時間半の距離に
- アウシュビッツ収容所
があります。
おそらく誰もが知ってる場所だと思いますが、ポーランドのクラクフ近くにあるということを知ってる人は多くないのかもしれません。
アウシュビッツ収容所については、知ってる方がほとんどでしょう。
また知識として、ナチスがこの収容所にユダヤ人を集め、ガス室で殺害したということを知ってる人も多いでしょう。
私も、その一人でした。
昔から教科書を開けば、それは書かれていた歴史の一部です。
常識で、当たり前として知っていることです。
だから正直、収容所に足を運んでもあまり衝撃は受けないと考えていました。
すでに持っている知識を補完しに行くだけなのだ、と思っていたんです、馬鹿なのでそんな風に思っていたんですね。
実際に収容所に足を運んで、すごく反省しました。
途中で、先に進むのが辛くなってしまって、今も正直思い出して、気持ちが重くなるくらいの展示内容でした。
アウシュビッツ収容所に関しては
- 人生でチャンスがある全ての人に足を運んでほしい
と、私は強く思います。
観光地として、ではなく。
第二次世界大戦後、生を受けた世代の一人として、国籍に関係なく、できるだけ多くの人に足を運んでもらいたいです。
残酷で不都合で禍々しい歴史は、忘れられるべきではないです。
人間の愚かさが、更なる恐ろしい過ちを引き起こさないために、それは必ず後世に語り継がれなければならないものだと私は思います。
書き出したら長くなるので、アウシュビッツ収容所に関しては行き方も含めて、また別記事にまとめます。
5、治安の心配なく、夜歩きも可能
最後に女性の一人旅という観点からポーランドの治安に関してメモすると
- 思ったよりもずっといい
という印象でした。
一人旅でも安心度は高いと思いますし、女性は好きだと思います。
徒歩での観光がとても楽しい場所でした。
ワルシャワもクラクフも、観光地を中心に夜歩きをしましたが、のほほんと散歩することができました。
ただ街灯が少ないところもあるので、道に迷わないように注意しましょうね。
スリの心配もありませんでしたし、ゴミも全然落ちてないですし、中欧は本当に旅行しやすかったです。
ちなみにこの後、ローマに飛んだのですが、もうゴミが多すぎて最初はげんなりしました。
同じヨーロッパでも、かなり違います。
ただし日本人に友好的とは言い難い?
1つ感じたのがポーランドは、アジア人旅行者がとても少ないです。
加えて
- アジア人にあまり友好的でないのかも
と思うシーンがありました。
というのも、ワルシャワに行く途中のバス乗り換えで、観光客なんて一人も来ないような村で乗り換えを待っていたんです。
そしたら、公園のベンチに座っていただけなのにお爺さんにすごい剣幕で突然怒鳴られて…何を言ってるかわからなかったのですが、ちょっと怖くて逃げました。
あと別のシーンでも一度、年配のおじさんに罵声(?)のようなものを突然吐かれて、理由がわからなかったんですよね。
何て言ってたんだろう…?
こんなこと書くと「え!?ヤダ」と思われるかもしれませんが、観光地では特に何もありませんでしたよ。
むしろ観光客少ないので、かなりのびのびできました。
その点も凄く良かったですね。
ポーランド個人的にはすごく気に入ったので、長期滞在したいなと思うくらいなのですが住んだらまた別の面も見えてくるのかもしれませんね。
まとめ|ポーランド一人旅した感想
ということでポーランド旅行の魅力を5つまとめると
- 首都クラクフが素敵過ぎる
- 物価が安い
- ポーランド料理がおいしい
- アウシュビッツ収容所に行ける
- 女性一人でも安心度高めの治安
という感じでした。
移動方法に関してもまた別途まとめようかと思いますが、私の場合は
- プラハ~クラクフ(LEOEXPRESS)
- 片道:24.9ユーロ(約3361円)
で移動しました。
昔はポーランド行く途中の列車で催眠ガスで襲われるという噂があったので、物騒なイメージがあったんですが、全然平気でした。
というのも、このLEOEXPRESSは比較的新しいサービスみたいで、旅の安全度は高いようです。
ただ時間かかりましたよ…渋滞で7時間でした。
また使った感想や道順もまとめますね。
ポーランドの首都、ワルシャワはどう?
ちなみにポーランドの現在の首都ワルシャワにも足を運びました。
ぶっちゃけ
- 歴史地区を3時間歩けば十分
- クラクフが良すぎて比較にならない
という感じでした(汗)
なのでよっぽど理由が無ければ、クラクフだけ訪れて、飛行機や列車で別の都市へ移動した方が良いと思います。
ただ私の場合はポーランド映画好きで結構ワルシャワが舞台の作品多いので、ずっと行ってみたかったんですね。
あと世界遺産検定の勉強をしたときに、ワルシャワは第二次世界大戦で街の85%が灰になった街で、そのあと市民によって戦前の「完全な復元」として復興したと学び、訪れたい気持ちが強くありました。
復元のレベルは「壁のひび一本まで忠実に」というレベルだそうです。
その修復技術が認められ、復元ではあるものの、歴史地区として世界遺産登録された場所になります。
歴史地区以外は、普通の近代化された街という感じでしたね。
あと広場も少し小さめ。
写真では伝わりにくいと思いますが、クラクフが活気あり過ぎて少し比較してしまいました。
それに比べると少し寂しい雰囲気でした(が、ずっと行きたかったので満足しました)
ワルシャワ旧市街の雰囲気について知りたい方は、下の記事を参考にしてください。
ということで、色々書きましたが個人的には
- ポーランド(特にクラクフ)旅行はおすすめ!
なので、ぜひ旅行先として検討してみてください。
それでは最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございました!
補足*旅行の手配の仕方について
一人旅の手配の仕方は大きく分けて
- ツアー参加
- 個人手配
の2通りだと思います。
大手2大旅行会社のプランでは、食事・宿泊費込みで非常にお得なものも多いので、一度チェックするのは◎だと思います。
何だかんだでパッケージツアーは安心度が高く、サポートも手厚いと思います。
ちなみに私の場合は、自分で航空券と宿泊予約ををして中欧を周遊しました。
個人手配で旅券を予約する方法などは以下の記事を参考にしてください。
コメント
コメント一覧 (4件)
私もポーランドにはいつか行ってみたいと機会を狙っているひとりです。とっても魅力的でわくわくしながら読ませていただきました。
そういえば私もロシアで「なんか怒られてる?」と思ったことが何度かありました。あれは何でしょうね・・・。
アウシュビッツに関しても森さんの感じた何かがとても伝わってきました。
また深く記事にしてくださいね。
ru-funさん
いつもはてなスターとコメント有難うございます。本当に、励みにさせていただいております(^^)
ポーランドの魅力が無事伝わったようで、とても嬉しいです。
やはりロシアに興味がある方は、ポーランドも気になる人が多いのかもしれない(?)ですね。
ロシアでも似たような体験があったというのは、参考になりました(いつか旅行に行きたいと考えているので)。
現地の言葉が判れば、こういう時もっと状況を把握できるんでしょうね…。
またアウシュビッツに関しては、きちんと記事を書きたいと思っていますので、一読していただければ幸いです。
それでは、今後とも当ブログをよろしくお願いいたしますm(__)m
言いにくいのですが、ポーランドの首都はワルシャワですよ。
クラクフは第2の都市ですね…
まあ、どちらも魅力的な都市だと思いますが
ご指摘、ありがとうございます!旧首都ですよね!!
見出しまでガッツリ間違えて気づいていなかったので、指摘してもらえて助かりました ^^ 感謝です!