一人旅でプレアヴィヒア遺跡ツアー(ベルトラ)を利用してみた感想
今回の記事では、カンボジア一人旅で訪れた
- 世界遺産プレアヴィヒア遺跡のツアー
の感想や内容をまとめておこうと思います。
カンボジアに行ったことがある知人に
どうしても行きたかったけど時間とお金に余裕がなくて行けなかった場所
として紹介されたのが
プレアヴィヒア遺跡
でした。
私としては、カンボジア旅行体験者に
- プレアヴィヒア遺跡を紹介してもらってよかった
と考えています。
個人的には
- ベンメリアの次に行ってよかった遺跡
と感じたので、プレアヴィヒア遺跡に少しでも興味を持っている人のために、ポイントをまとめたいと思います。
よろしければ、観光の参考にしてください。
1、プレアヴィヒア遺跡はシェムリアップ市内から遠い!
まず、私は
というオプショナルツアーを利用して、ベンメリア遺跡とセット訪問しました。
ベンメリア遺跡の感想はこちらの記事にまとめています。
ベンメリア遺跡の後に車で向かったプレアヴィヒア寺院は
- 市内から遠い
ので移動は退屈かと心配していました。
が、個人的には道中
- 車から見える景色がとても印象深かった
です!
ツアーガイドの方の話だと、ここら辺の建物は
- アンコールワットよりも背の高い建物をつくることはできない
というきまりがあり、高さの低い建物が多いのだそうです、
また太陽光発電を利用していたり、白黒のテレビを使っているという話も聞きました。
(電気代が日本よりも高いと言ってました)
そういう話を色々と聞きながら、車で過ごす道中はとても楽しかったです。
ちなみに山道はリアルジュラッシクパークという感じでした。
途中「明らかに道じゃないよね?」
ってところも走ってました。
あと、ここでは4WBのオープンカーに乗せられていたので、風バシバシあたりました
(マスクもっていった方がいいです)
上った山の麓からの写真はこんな感じ。
ちなみに途中のトイレは、今まで見たことない手桶付きのタイプでした。
プレアヴィヒア遺跡は
- シェムリアップから片道3時間ほど
なので、結構遠いです。
訪れるには
- ツアー参加することが必須
となるので、遅くとも二日前にツアーを探し、予約しておきましょう。
またお金もアンコールワット遺跡を見るのとは
- 別料金で10ドル必要
でした。
それに加えて、山に登るために車を乗り換え、そこからの運賃として
- 6ドル
取られました。
参加したツアー代金も、学生としては相当高い額(100ドルほど)でした。
なので、節約旅行をする方には、あまりおすすめできないというのが本音です。
ただ、私はそれでも行ってよかったと思います。
参考にしてください。
2、とにかく広くて、見ごたえたっぷり!
プレアヴィヒア遺跡といえば
絶景
が売りの遺跡。
ただ個人的には、プレアヴィヒア遺跡の魅力は絶景だけじゃなく、遺跡そのものにもあると感じました!
プレアヴィヒア遺跡は、第一楼門から第四楼門まで遺跡が続いています。
入り口から相当の距離を歩いて、絶景の見えるポイントまで歩かなければなりません。
これ
けっこう歩きます
しかし個人的にはそれが魅力的だと感じました。
アンコールワットのように混雑していないからこそ、楽しめる遺跡探索。
転々といろいろな遺跡を見て歩くのではなく、ゆっくりとこの遺跡一つを見るだけで、充実した一日を過ごすことができるのは魅力だと思います。
3、噂の絶景は、高すぎて逆に恐怖が吹っ飛ぶ!
プレアヴィヒア遺跡といえば、絶景ポイントとしても知られる遺跡です。
これがめちゃくちゃ高所にあります。
現在は安全のためロープが張られていますが
- コレ、スグ倒レルカラ、全然意味ナイヨ
とカンボジア人のガイドさんがアハアハと笑って、ゆらゆらとロープを揺らしていました。
私は本来高所恐怖症なんです。
絶景を見ることができるか、かなり不安でした。
しかし、あまりに高所のため距離感が全くつかめず、逆に恐怖を感じませんでした。
乾季は水蒸気が蒸発して真っ白。
- 雨期の方が景色は綺麗
だそうです。
ちなみに崖付近には
サルがいっぱい
可愛い~♡
と近づこうとしたら、ガイドさんに凄い血相で止められました。
なんでもサルは悪さをして持ち物を盗むだけでなく、サルにかまられると治療のため、病院に運ばれ2000ドル治療費を取られるという話を聞きました。
いやいや、旅行費より高額やん
ということで、これから旅行先に行っても
- むやみに動物には近づかないようにしよう
と反省しました。
4、現地ガイドさんの話がとっても面白い!
今回の旅行で私は、自分が
- ツアー嫌いだ
ということを自覚することができました。
自分で旅程を立てられない。
自由に見て回れない。
団体行動。
あああああああああああああああああ…
ここから逃げ出して、走り出したいいいいいい
という感じだったのですが、これだけは個人旅行に勝るというポイントを発見しました。
それが
現地ガイドさんのお話
です。
確かに自分のペースで、遺跡を見るのは楽しいです。
けれどもガイドさんのお話を聞く聞かないでは、遺跡の見え方が変わります。
それだけじゃありません。プ
リアヴィヒア遺跡に到着後、周辺国とカンボジアの政治的対立について熱く語るガイドさんの姿に、今まで自分がこの遺跡が世界遺産に登録された経緯について無知であったかを知り、恥ずかしさを覚えました。
私はこのような話を聞くまで、カンボジアと周辺国の関係がそれほどまでに悪いものだということすら知りませんでした。
仮にタイ側から話を聞けば、また違った視点でこの遺跡について語るものがあるのかもしれません。
遺跡の入り口には世界遺産とカンボジアの国旗が、その正当な持ち主を主張するようにはためいていました。
日本語堪能なガイドさんが
どのように日本語を習得したのか
というお話を聞くのも、面白かったです。
ちなみにカンボジアの学校で習う第二か国語は
- 英語
- フランス語
だそうです。
そのため日本語は日本料理の店でシェフをしながら学び、後から語学学校で勉強したそうです。
そのハングリー精神は彼の日本語能力から容易に確認できるものでした。
でも、その彼が
- カンボジアでは、頑張ってもチャンスがない
と嘆いている姿もまた印象的でした。
旅の面白さは、自分の今までに見たことがないものに出会う快感にある、と思います。
けれども決してそれだけでなく、自分の知見を広げたいと心から感じる文化体験も一つ魅力です。
プレアヴィヒア遺跡の魅力は、崖から見える絶景といったサスペンスだけでない。
カンボジアあるいは周辺国の歴史や政治、さらに扮装や貧困について考えさせられる遺跡という点にあるのではないでしょうか。
まとめ|世界遺産プレアヴィヒア遺跡の感想
いうことでまとめると、プレアヴィヒア遺跡
行って大正解
というのが私の感想です。
ぜひ時間やお金に余裕がある方は、プレアヴィヒア遺跡に立ち寄ってみることをお勧めします。
また追記すると、この遺跡周辺は
- 未だに地雷が埋まっている
ということで、個人で足を運ぶのは危険かと。
なのでツアーに参加して、ガイドさんのお話を聞いてほしいな、と思います。
それでは最後まで記事を読んでくださり、有難うございました!
カンボジア一人旅の流れ(関連記事)
2日目:ベンメリア&プレアヴィヒア寺院
3日目:バンテアイ・スレイ旅行記
5日目:地雷博物館・アンコール(大回りコース)遺跡へ
6日目:朝日ヨガ体験談
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