海外一人旅はハードルが高い?「費用・時間・語学力」の3つの壁を超える方法は?
今回の記事では、海外一人旅に興味があるけど、なかなか踏み切れないという人に向けて、記事を書きたいと思います。
私自身そうだったのですが
- 海外一人旅に興味があるけど自信がなくて行けない
と思っている時期がありました。
※私が海外一人旅に踏み切るまで悩んでいたということに関しては、自己紹介に詳しく書いています。
同じような心境の方は性別年齢問わず、日本に結構いらっしゃるように思います。
さて、旅ブログを運営していると嬉しいことに、記事を参考にして実際に旅行に出かけたという感想を頂くことがあります。
このブログで一番そういう感想をもらう旅行先は、ずばり石垣島です。
石垣島は本当に一人でも多くの人に訪れてほしい場所になります。
なので、非常に嬉しいです。
でも反面、海外一人旅に出かけたという報告はあまり多くないな…と思う気持ちもあるんです。
ということで、今回の記事では「海外一人旅、行こうかな」と読み手に思っていただけるような内容を目指したいと考えています。
特に
- 海外一人旅に興味がある人(でも踏み切れない人)
- 時間・費用・語学力、この3つを行けない理由にしてしまう人
に向けて、何かしら参考になる記事が書ければ幸いです。
はじめての海外一人旅におすすめの場所は?
さて、興味があるのにもかかわらず
「自分には無理だ」
と海外一人旅を躊躇う理由は何でしょうか?
私自身そうだったのですがおそらく
- 費用
- 時間
- 語学力
のいずれかを理由にしてしまうのではないでしょうか?
そんな人に私がまず海外一人旅の行き先としてお勧めしたいのが「台湾」です。
台湾一人旅はハードルがかなり低い
「台湾」の魅力は
- 3日休みがあれば余裕
- 飛行機で片道3~4時間の距離
- 航空券は安いと直行往復1万円台
- 物価も安いし食事もうまい
と費用や時間を行けない理由にしにくい点です。
費用に関しては正直、国内旅行よりも安いのでは?と思います。
そのうえ
- 治安に関しても不安要素がない
- 一人旅用のゲストハウスが凄く多い
という点で、女性の一人旅にはおすすめの旅行地です。
語学に関しても
- 台湾には親日の方が多い(気軽に話しかけ助けてくれる)
- 日本語ペラペラの店員さんも多い
と感じました。
上手ではなくても英語で話すと、とても楽しそうに対応してくださる店員さんが多かったです。
こういった雑感に関しては「初の台湾旅行を決行してみて感じたこと3つ!」に詳しいのでぜひ一読ください。
余談ですが、台湾で道に迷っていたとき日本語ぺらっぺらの台湾人の方に助けてもらったことがあります。
彼は日本のお笑いが大好きみたいで
「最近のオリラジは攻めてるよね、彼らは生き残ると思う」
「生きがいはアメトーク、毎週ネットで見てるよ?」
「チュートリアルの徳井とブラマヨの吉田は同期だから仲がいいよね」
と日本語で淀みなく喋っているのを聞きながら
この台湾人ヘタな関西人よりお笑い詳しいやん…
と絶句したのを今でも鮮烈に覚えています。
また、台湾には旅行に行きたいですね。
カメラも持っていなかったので全部iphone5sでの撮影で、良い写真が撮れなかったのも心残りなんです。
これからもまた多くの場所に旅行すると思いますが
- 初めての海外一人旅なら「台湾」がおすすめ
という気持ちはおそらく変わらないかな、と思います。
「費用」は工夫次第で思った以上に安くなる
次に語りたいのは旅の「費用」に関してです。
例えば、誰もが一度は憧れるヨーロッパ…
このブログでも最近ヨーロッパ一人旅の記事を増やしています。
もしかすると
この女、どんだけ湯水のように金使ってんだよ
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが実際
- 旅行費は方法次第でかなりおさえられる
なんというか、個人旅行の裏技(?)のようなものがあるんですね。
例えば私の場合
- 航空券は自分で探す(往復10万以下)
- 宿も自分で探す(1泊5千円以下の安宿巡り)
- なるべく自炊を心がける
- 移動手段はバスを多用
といったやり方で中欧6カ国(1カ国はバチカン市国なので実質5カ国ですが)を
- 夏のお盆を含む一番人気のある時期
- 予算25万
でギリギリ周遊することができました。
この金額を安いと考えるか高いと考えるかは人それぞれだと思います。
興味がない人にとっては、勿体ないと思う金額かもしれません。
でもヨーロッパ旅行に憧れがある人でしたら正直
安っ
と思う金額かと思います。
近年ではアジア系航空会社のヨーロッパ格安航空券は多くあります。
加えて、ネットで多くの情報を得ることができるようになり、旅行会社に頼まなくてもプランニングできます。
ヨーロッパ旅行のハードルはそれほど高いものではなくなってきているというのは事実だと思います。
「時間」は1週間以上休みがあるならチャンス
「時間」に関しても
- 1週間以上の休み
があれば、ちょっと飛行機に乗ってどこかに行ってみるという気楽さをもって良いと思います。
(ただ仕事内容によっては、人それぞれで日夜苦労されている方も多いと思います。空港のあるなしでも変わってきますし、一概にとは言いません)
もし1週間フルに使えると仮定すれば
- カンボジア~ベトナム周遊
- 憧れのタイ旅行
- オーストラリアでダイビング♡
- 香港とマカオの2セット旅行
- インドネシアでのんびりバカンス
といった色々な旅程を考えることができます。
仮にヨーロッパ旅行で1週間(5泊7日)なら
- 1カ国に絞ってのんびり観光が可能
- 近場数カ国をめぐる
- ヨーロッパ内で飛行機利用で数カ国
というプランも可能です。
全部自分で手配する前提ではありますし自己責任ですが、仮に1カ国なら
- 航空券(10万以下)
- 宿(5000円×5=25000)
- 食事(3000円×5=15000)
- その他(10000)
と、かなりざっくり見積もっても(あくまで私の見解では)15万以下でヨーロッパ旅行出来ると思います。
▲チェコのチェスキークルムロフという町の景色
※ただし国や都市にもよります。物価の高いスイスと比較的安いチェコを旅行するのでは、費用は変わってくると思います。
※1カ国であれば「expedia(エクスペディア)」の航空券+ホテル割を使って宿代すべて0円にするのが良いです。
ただし、ヨーロッパは日数が多い方が楽しいというのは事実ですね。
- 簡単に国境を越えられる
- 日本~ヨーロッパ行きの飛行機代が高い
- 1度ヨーロッパに入ってしまえば気軽に安く複数国行ける
というのがヨーロッパの特徴です。
そのうえ一人旅なら
- 自分の好きな都市、観光地、どこでも行き放題
- 多少のハードスケジュールもガンガン決行
なので、好き勝手色んな国や都市を回ることができます。
人にもよると思いますが
- 2週間以上あるなら、かなり満足度の高いプランが可能
というのがヨーロッパ一人旅の雑感でしょう。
(時間の関係で行けない国も多いので、私のようにリピーターになる旅行者は多いかもしれません)
つまり
- 学生のように1か月以上の休みがなくてもOK
- 2週間あれば、かなり満足度◎
- 1週間でも行こうと思えば行ける
とヨーロッパに関しても思います。
結局、何が言いたいかというと
- 費用を理由にして諦めるより、安くする方法を模索する
- 1週間あれば海外旅行は時間的に可能
ということです。
なので時間とお金は「海外一人旅にいけない」直接的な原因ではないと私は思っているんです。
じゃぁ、多くの人が旅行を躊躇う最大の理由は何なのか?
それはおそらく
- 見知らぬ土地への漠然とした不安
- 特に語学(英語)力への不安
が最大の要因になっているのでは?と思います。
ということで最後に、海外旅行に必要な英語力についてまとめて、記事を終わりたいと思います。
海外旅行で英語を使う場面は?
具体的に海外旅行で絶対に英語が必要な場面をあげると
- 空港
- 列車やバスなどの交通機関を利用
- 宿にチェックインチェックアウトする
- 買い物をする
- 食事をする
といった場面があげられます。
こういう場面は、案外決まりきったフレーズだけ覚えておけば何とかなるというのが事実です。
- パターンは人が変わってもすべて同じ
- 自分がいう台詞もほぼ同じ
なので負担は少なく、相手の言ってる内容も推測しやすいです。
海外旅行ってそれほど英語が必要な場面ってあんまりないんですよね。
ぶっちゃけ英語喋れなくても海外旅行できる、が
例えばもし私が
- 「ぶっちゃけ英語喋れなくても海外旅行できるってことっすか?」
と尋ねられた「ぶっちゃけできるっすよ」と答えると思います。
でも
個人的な意見としては
- 英語できないけどノリで海外行ってきました!大丈夫でした!
- 英語できなくても、とりあえず海外行っちゃえば?
というような考え方やアドバイスには大反対ですね、それこそぶっちゃけですが。
だって
あまりにも無責任じゃないですか?
私は少なくとも大切な人に
- 英語全くできなくても、行ってみればとりあえずなんとかなるんちゃう?
なんて絶対に言いません。
私のそんな言葉で大切な人が軽はずみな行動をとり、危険な目にあったら嫌だからです。
当然ですが、大切な人に対してしたくないことは、自分にもしません。
一人旅の楽しさは、一人で何でも気ままにできる点だと考えています。
一方で、一人旅は自分に対する責任を自分でとらないといけないとも考えています。
それなら、どうするか。
- 英語できなくてもノリで海外行ってみたらええんちゃう?
ではなく
- 英語できなくて不安なら、とりあえず勉強してみたらええんちゃう?
と私はアドバイスするかと思います。
仮にです。
自分が旅行するパートナーを選ぶとしたら
- 英語が全くできないと開き直り、全部人に頼って、その場のノリで何とかしようと思ってる人
と
- 旅行までに必要最低限の英語力は身に付けようと努力している人
どちらを選びますか?
人に依るかもしれませんが、私は後者を選びます。理由は簡単で
- 後者の方が頼りになるし信頼できるから
です。
なので個人的な意見としては、海外旅行で信頼できるパートナーとして自分を成長させるためにも
- 英語できないから海外一人旅なんて永遠に不可能→終わり
ではなく
- 英語を学んで海外一人旅に行ってみようとする→楽しみ
という考え方を勧めたいなと思います。
少し時間はかかるかもしれませんが、スキルは一度身に付ければ、一生ものです。
今できないからといって、諦めてしまうのはすごく勿体無いような気はしてきませんか?
そもそも「英語ができる…できない」の基準ってなに?
そもそも、はっきりと言わせてもらえば
- 英語ができる
- 英語ができない
という字面が、私は気にくわないです。
分かりやすくはありますが、非常に言葉と考えの足りない表現だと常々思います。
一言に英語ができると言っても
- (自己紹介して趣味を語れるという意味で)英語ができる
- (英検2級を取得しているという意味で)英語ができる
- (映画字幕なしで見れるという意味で)英語ができる
- (高度な議論を交わせるという意味で)英語ができる
- (英語で専門分野の論文書けるという意味で)英語ができる
といった具合に本当に様々です。
仮にこのように捕捉するのであれば
- (海外旅行に不安なく一人で行けるくらいには)英語ができる
という目標は、とても現実的で誰もが手の届く範囲です。
それにはきちんと理由があって
- 簡単な英会話であれば、文法は中学英語までの範囲まででオッケー
だからです。
非英語圏の旅行なら特にそうです。
一見相手が英語ペラペラに思えたとしても、第二外国語として喋っているだけなので、よく聞くと単語や文法はすごく簡単なものだったりします。
そのうえ
- 旅行ならシチュエーションが決まってるから事前に予習しやすい
- オンライン英会話を使えば自宅で外国人と会話ができる
と思います。
1日30分でも良いから1か月オンライン英会話(例えばDMM英会話 など)を利用して海外に行くのと、何もしないで不安なまま海外に飛ぶのとでは気持ちの上でも全然異なるでしょう。
継続的に半年学習を行えば、簡単な会話表現を習得するという意味では、日本人はきちんと文法を学んでいる人も多いので、劇的に変わるでしょうし、十分な備えにはなるでしょう。
目安としては
- 英検2級合格
- TOEIC 600越え
を達成していれば、最低限の旅行英会話を身につけるのにそれほど時間はかからないと個人的には思います。
また、日本にいるとペラペラな人じゃないと英語できるとは言えないといったような妙な圧力がありますが
- 0か100かで能力の有無を自己判断できるほど、語学は甘くもないし絶望的なものでもない
と私は思います。
人によって、どのレベルをできるととるかは全く異なります。
そもそもどんな能力が必要なのかも全く違います。
悲観的な見解かもしれませんが、たかだか数年の学習で誰もが羨むくらいの能力を習得できるほど、語学は甘くないと私は思っています。
だからこそ同時に
- あくまで旅行に必要なくらいの英語力なら諦める必要は全くない
とも、自分が独学で学んできた範囲から確信しています。
(偉そうに色々と書いていますが私自身まだまだですし、もっと勉強しなければならないと強く思っています。生涯学習のつもりで外国語は学んでいくつもりです)
ということで長くなりましたが、海外旅行に踏み切れない原因が語学(英語)なら
- とりあえず前向きに英語に取り組んでみる
ことをお勧めします。
英語を理由に海外旅行を諦めている方は、むしろ語学の勉強という楽しみを生活に取り入れるチャンスだと思います。
まとめ|海外一人旅のハードルとは何か?
ということで今回の記事では、海外一人旅に踏み切れないけど行きたいという人にむけた記事を書いてみました。
当たり前ですが
- そもそも海外一人旅とか行きたくない
のであれば、行く必要ないんです。
あくまで
- 行きたいけど無理
- 羨ましいと思うけど自分にはできない
と決めつけてる人がいたら、少しだけでも前向きな未来を想像してほしいなと思いました。
私は「できる」「できない」という言葉の使い方には注意が必要だと思っています。
それは
- ペンギンが空を飛ぶことが「できない」という意味で絶対的に不可能なのか?
- 単に難しいことを「できない」と単純化して切り捨てているだけなのか?
をきちんと吟味し、自分の中で理解する必要があると思っているからです。
余談ですが、日本のパスポートは180ヵ国以上に渡航が可能。
これは2018年シンガポールと並び世界一位。
文字通り私たちは世界最強のパスポートを有している国民です。
反対に生まれながらに、その6分の1の国しか渡航が許されないパスポートをもつ人もいます。
そう思うとやはり単純に「海外旅行はできない」という言葉を使うのには躊躇い感じるものがあります。
中には身体的な理由や健康上の理由で、海外に行くことのできない人もいるでしょう。
そう思うと、足枷になっているのが時間、費用、語学力というのは割りと贅沢な悩みのようにも思えてきます。
また治安に関して「危険だ」という意見もあるかと思います。
私自身の見解としては
- 日本も100%安全ではない
と心から思っていますし、人生色々なことがありますから当然のように明日が来るわけでもないと思います。
長々と書きましたが
- したいと思うなら前向きに行動を
というのが私の結論でした。
また、一人旅が危険か否かという点に関しては自分なりの見解を別記事にまとめられれば幸いです。
それでは当記事を、最後まで記事を読んでくださり有難うございました!
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